第94回ミニ企画展示
日本平和博物館会議戦後70年共同展示

開催趣旨

 戦後70年、加盟各館が一番アピールしたいことをパネルにまとめた巡回展です。

2015年は、第二次世界大戦が終わって70年目、広島・長崎に原爆が投下されて70年目に当たります。300万人をこえる日本人が命を失い、世界ではおよそ5000万人が犠牲になりました。いま、多くの人が、戦争も核兵器もない世界を望み、そのために努力しています。一方、近年の調査によると、戦後生まれかどうかとはかかわりなく、戦争や原爆についての正確な知識をもつ人の割合は年々少なくなっていると言われています。今から15年前のNHKの世論調査でも、「広島原爆の日」を知っている若者は25%でしたが、全世代を通じての正答率も27%に過ぎませんでした。(『放送研究と調査』、2009年)

 戦争や原爆が何をもたらしたかについて事実を知ることは、戦争の悲惨さや平和の尊さについて考えるためにとても大切なことでしょう。

 1994年に結成された「日本平和博物館会議」に加盟している私たちは、戦争や核兵器について考える節目となる今年、各館が一番アピールしたいと考えていることをそれぞれ一枚のパネルにまとめ、全12枚パネルを製作しました。私たちは、この共同企画が戦争や平和について考える参考になることを願い、みなさんがそれぞれの館を訪れる機会をつくられることを心から期待しています。

会 期 2015年6月3 日(水)~6月24日(水)
会 場 立命館大学国際平和ミュージアム2階 ミニ企画展示室
時 間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日・祝日の翌日
参観料 大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円)
*上記( )内は20名以上の団体料金です。※常設展もあわせて見学いただけます。
*立命館で学ぶ人、働く人は無料です。
共同企画

埼玉ピースミュージアム(埼玉県平和資料館)
川崎市平和館
あーすぷらざ(神奈川県立地球市民かながわプラザ)
ピースおおさか(大阪国際平和センター)
広島平和記念資料館
長崎原爆資料館
対馬丸記念館
ひめゆり平和祈念資料館
沖縄県平和祈念資料館


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