放射能と人類の未来
開催趣旨
2011年3月11日に起きた東日本大震災は、東北地方に津波による未だかつてない被害をもたらしました。なかでも、福島第一原子力発電所の事故は、大量の放射性物質を放出し、健康や環境への影響について大きな不安を与えました。放射性物質による被ばくは、赤ちゃんや成長期の子どものからだに大きな影響を及ぼすと言われています。また農業や漁業をはじめ、人々の生活に大きな打撃を与え、福島を離れて暮らす多くの人たちを生み出しています。
今後のわたしたちの生活において、今回の原発事故の事実を正確に理解し、拡散した放射性物質の問題点について正しい知識を持つことが必要です。「放射能とはなにか」「被ばくからどのように身を守るか」「未来のエネルギーはどうあるべきか」ということを正確な知識とともに学ぶことは、さし迫った問題となっています。
本展では、パネルや計測器具の展示等を通じて、放射能を「知る」・放射能を「防ぐ」・放射能を「考える」という視点から、放射能や被ばくについての基礎知識、原子力の利用や原子力発電所をめぐる歴史を展示し、これからどのように放射能について学んでいけば良いのかを問いかけます。
会 期 | 2012年5月15日(火)~7月27日(金) |
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休館日 | 月曜日(ただし7月16日は開館)、7月17日(火) |
時 間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム 中野記念ホール |
参観料 | 大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円) 上記( )内は20名以上の団体料金です。※常設展もあわせて見学いただけます。 ※国際博物館の日(5月18日)は入場無料です。 |
主 催 | 立命館大学国際平和ミュージアム |
監 修 | 安斎育郎(国際平和ミュージアム名誉館長) |
後 援 | 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、 京都市内博物館施設連絡協議会、NHK京都放送局、KBS京都、 朝日新聞社、京都新聞社、毎日新聞社、読売新聞大阪本社 |
助 成 | ![]() |
関連企画 | ◎6月10日(日)公開記念講演会 ◎7月14日(土)スライドトーク ●講演会会場が変更になりましたのでご注意ください。 |