未完の作品/永遠のはじまり
-無言館収蔵作品から芸術の原点を考える-
開催趣旨
立命館大学国際平和ミュージアムには、戦没画学生の遺作を集めた「無言館」/京都館―いのちの画室(アトリエ)があります。戦没画学生慰霊美術館「無言館」は、長野県上田市にあり、野見山暁治さんと窪島誠一郎さんが、戦争のため画業半ばにして倒れた画学生たちの遺作を集めた美術館です。今秋、国際平和ミュージアムは、「無言館」から収蔵作品や画学生が愛用した品々などを借り受け、「芸術の原点」を考える展覧会を開催します。
本展では、これら戦没画学生の遺した「未完の作品」の中にこそ、「絵画とは何か」「なぜ絵を描くのか」「人間にとって芸術とは何か」という問いかけが含まれているという観点に立ち、各作品を「芸術の原点」として捉えた展示に挑戦します。
「戦争にも奪えないもの」の存在を「無言館」の作品から来館者に感じてもらうことで、あらゆるものを無にしてしまう破壊と暴力を超えた、芸術という人間の創造的営みを浮かび上がらせます。
会 期 | 2012年10月23日(火)~12月1日(土) |
---|---|
休館日 | 月曜日、11月24日(土) |
会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム 中野記念ホール |
関連企画 | ◎公開記念講演会 演 題:「無言館」のこと 日 時:11月11日(日)14:00~16:00 開場13:30 場 所:立命館大学国際平和ミュージアム 1階ロビー ※聴講無料・申込不要 |
参観料 | 大人:400円(350円)、中・高生:300円(250円)、小学生:200円(150円) ※常設展も併せてご覧いただけます。()内は20名以上の団体料金です。 ※11月17日(土)、18日(日)は関西文化の日のため入場無料です。 |
主 催 | 立命館大学国際平和ミュージアム |