2017年度 春季特別展関連企画 映画『広河隆一 人間の戦場』上映会&広河氏講演を開催します!!

5月4日(木) 、2017年度 春季特別展関連企画 映画『広河隆一 人間の戦場』上映会&広河氏講演会を開催します!!

2017年度 春季特別展関連企画 映画『広河隆一 人間の戦場』上映会&フォトジャーナリストである広河氏の講演会を下記のとおり開催いたします。

『広河隆一 人間の戦場』上映会&講演

 

日  時:2017年5月4日(木) 13:30~16:30(13:00開場)

     13:00~開場

     13:30~映画上映

     映画上映後、広河隆一氏講演会を予定しています。(16:30終了予定)
作  品:『広河隆一 人間の戦場』(2015年日本)
監  督:長谷川 三郎
製  作:Documentary Japan Inc.
会  場:立命館大学衣笠キャンパス 充光館地階301教室 
定  員:170名
主  催:立命館大学国際平和ミュージアム
お問合先:立命館大学国際平和ミュージアム 075-465-8151


⇒『広河隆一 人間の戦場』公式サイトはこちら(外部リンク)
⇒『広河隆一 人間の戦場予告編はこちら(外部リンク)


入場無料・事前申し込み不要

衣笠キャンパス及びキャンパス周辺には駐車場はございませんので、自動車・バイクでのご来場はご遠慮ください。
公共交通機関をご利用ください。

 

・・・概要・・・

 フォトジャーナリスト広河隆一の哲学は、言葉こそ明快だが厳しい。それゆえ、それを実践する自分自身に烈しい生き方を求めずにはいなかった――。その取材の歴史は1967年、イスラエル・パレスチナに始まる。82年、イスラエル軍に包囲されたレバノンのパレスチナ難民キャンプで起きた虐殺事件を撮影、その映像が証拠として世界に配信された。チェルノブイリ事故後の89年には、西側のジャーナリストとして初めて事故によって立入禁止になった地区を取材し、隠された放射能汚染を告発した。人間の尊厳が奪われている場所を、広河は「人間の戦場」と呼ぶ。
 活動は取材だけにとどまらない。「パレスチナの子どもの里親運動」「チェルノブイリ子ども基金」を立ち上げ、被害を受けた子どもたちの救援活動に奔走する。2011年の福島原発事故後には、子どもたちの健康回復のため、沖縄県久米島に保養センター「球美(くみ)の里」を設立した。そして2014年、広河は10年間務めてきた報道写真誌「DAYS JAPAN」編集長を退任した。それは残された時間を現場取材に献げるための決断だった――。
 監督は『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』で「キネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位」「毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞」などを受賞した長谷川三郎。撮影はドキュメンタリーカメラマンの第一人者であり、是枝裕和監督や河瀨直美監督作品も手掛ける山崎裕。パレスチナ、チェルノブイリ、福島から沖縄・久米島へ。広河隆一の原点を見つめ、現在の活動に密着する。


■広河隆一(ひろかわ・りゅういち)氏プロフィール
 フォトジャーナリスト 
 月刊誌DAYS JAPAN発行人 
 DAYS被災児童支援募金代表 
 認定NPO法人「沖縄・球美の里」名誉理事長 
 チェルノブイリ子ども基金設立代表 
 パレスチナの子どもの里親運動設立代表・現顧問

■略歴
 1943年中国・天津市に生まれる。3歳のときに日本に引き揚げる。67年、早稲田大学を卒業後イスラエルに渡る。帰国後フォトジャーナリストとしてレバノンなど中東諸国を何度も取材し、レバノン戦争とパレスチナ・キャンプ虐殺事件の記録で82年によみうり写真大賞、83年にIOJ国際報道写真コンテストの大賞・金賞を受賞。チェルノブイリの被災地、ウラルの核惨事現場などは、世界に先駆けて報道。講談社版の「DAYS JAPAN」の核被害報告で89年講談社出版文化賞を受賞。90年、湾岸戦争の取材を開始。その後もパレスチナ問題、チェルノブイリ問題を追い、9・11事件の後はアフガニスタン戦争、イラク戦争を取材。2004年に講談社時代の昔の仲間と報道写真月刊誌「DAYS JAPAN」を再刊し、編集長を務める。3・11後は震災翌日から福島県に入り、取材を開始。同時にDAYS放射能測定器支援募金、DAYS被災児童支援募金をたち上げる。12年に福島の子どもの保養施設として沖縄県久米島に認定NPO法人「沖縄・球美の里」設立。14年に「DAYS JAPAN」編集長を退任、発行人兼フォトジャーナリストになり現在も取材活動、救援活動を続ける。

 


ページの先頭へ