トラベルクリニック受診方法について               印刷用PDFファイルを開く
立命館保健センター  2016.5.13
     
   
     
はじめに  
 海外留学・インターンシップ、海外出張などに際して必要な予防接種を以下の手順で実施します。ワクチン接種は原則として健康保険は適用されません。すべて自費となることをご承知ください。
   
受診の際に準備するもの
  1. 渡航計画; 渡航先・期間、滞在形式の分かるもの
  2. 留学先の大学・機関が要求する書式(Immunization Form)
  3. 予防接種の履歴が分かるもの; 母子健康手帳原本(コピー不可)、予防接種記録など
  4. 治療中・経過観察中の疾病がある場合
    • お薬手帳など、内服・注射薬等の詳細が分かるもの
    • 予防接種の可否について主治医に許可を得ておいてください
     
トラベルクリニックの流れ                  受診パターンの例についてはこちらへ
  母子手帳を持って窓口で予約を取ってください。
   
  渡航先で注意すべき疾病とその予防法、ワクチンの副作用、接種後の注意点などについて十分に説明し、ワクチン接種スケジュールを策定します。
  • 麻しん・風疹・ムンプス・水痘について、必要な場合は血液検査で抗体の有無を確認します。(有料)
   
 
(予防接種計画)
  • ワクチンを接種します。【複数を同時接種することもあります】
  • 麻しん・風疹・ムンプス・水痘: 血液検査の結果を説明します。抗体価が不十分な場合にはワクチン接種を計画します。
   
 
  • ワクチンを接種します。【複数を同時接種することもあります】
     
  予防接種証明書の作成が必要な場合は、すべての接種が完了した日に証明書を作成します。
【証明書のお渡しは、翌日以降になります】
     
トラベルクリニックで取り扱うワクチンと価格
   ワクチンリストと価格表
   ワクチン接種時の予診票
   輸入ワクチンの使用に関する同意書
   
トラベルクリニック受診時の注意
A 渡航先によって必要な注意が異なります
下記URLを参考に、渡航先の情報を調べておきましょう。
   
 
   
B 受入大学によっては必須の予防接種(Required Immunization)があります
   
C ワクチンを接種する際の注意
  1. 疾病・体調によってはワクチンを接種できないことがあります。治療中・経過観察中の疾病がある場合は主治医に確認してください。
  2. 37.5℃以上の発熱している方には接種することができません。
  3. 妊娠していると生ワクチンを接種することはできません。生ワクチンを接種した後は2ヶ月間避妊が必要です。
  4. 今までワクチンの成分に対してアレルギー反応を経験した人は注意が必要です。
   
D ワクチン接種後の注意 
 
  • ワクチンを接種後の30分間は、急な副反応が起きることがあります。保健センターに留まって様子を観察し、異常がないことを確認してからお帰りください。
  • 接種当日は、
    接種部位を清潔に保ち、いつも通りの生活をしましょう。
    入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることはやめましょう。
    激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。
  • 万一、高熱やけいれん等の異常な症状が出た場合は、速やかに連絡してください。
   
E ワクチン接種の原則
 
  • 原則は1日1本。複数種類の同時接種は医師が必要と認めた時に可能とされています。
  • あらかじめ混合されていない2種類以上のワクチンを接種する場合は、
    「生ワクチン接種後は、27日以上あけなければならない
     不活化ワクチン接種後は、6日以上あけなければならない」とされています



  • 複数回接種しなければならないものは、指定の回数接種することが重要です:
    • A型肝炎、B型肝炎は、3回接種しなければ十分な効果が期待できません。出発までに、せめて2回の接種を済ませておきましょう。
      例)  A型肝炎ワクチン 1回目 2〜4週間 2回目 24週間 3回目
   
F 国内未承認ワクチン
 
  • 海外では一般的に使用されていても、日本では承認されていないワクチンがあります。立命館大学では一部を取り入れていますが、保証人の承諾が必要です。
  • 保健センタートラベルクリニックで打つことができるワクチン ワクチンリストと価格表
   
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