立命館大学
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守屋貴司・経営学部教授

熱心に講義を聞く聴講生

2006年度びわこ講座「2007年問題を考える」第3回「65歳定年制への企業の雇用問題」

 9月23日(土)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、2006年度立命館びわこ講座第3回目の講義を行った。当日は、守屋貴司・経営学部教授を講師に招き、「65歳定年制への企業の雇用問題」をテーマに講義が進められた。会場に集まった約120名の受講生は、配布された資料にペンを走らせながら熱心に聞き入っていた。

 冒頭で守屋教授は、65歳定年制におけるメリット・デメリットについて言及し、実際の企業事例紹介として2つの企業の名前を挙げて、具体的な説明を行った。その中で、「時代に沿った柔軟性をもった制度が必要である」と丁寧に解説した。
 続いて、「早期退職制度」や「独立支援制度」といった諸制度の成功するポイントとして、企業そのものの魅力を挙げ、最近の傾向として会社も選ばれる時代になってきていることを示唆した。
 また、だんじり祭りで有名な大阪の岸和田市民の地域社会との濃い結びつきを例にとり、「今後は、職場での人間関係だけでなく、地域の友人との結びつきも含めた上で自分自身がどういうライフスタイルを歩んでいくのか、なるべく早い段階でコース選択をしなければならない」と定年後だけを考えるのでなく、入社時からのキャリア設計の大切さを訴えた。
 講義終了後、受講生からは、「自社が60歳で定年なので、危機感を感じた」「今日は、2007年問題に対応する社会の流れが分かって良かった」といった声が多く聞かれた。なお、この講義の第4回目は、9月30日(土)、BKCにて「技術継承とものづくり」をテーマに本学雀部晶・経営学部教授を招いて開催する。