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奈良県知事の柿本善也氏

教室の様子

全国知事リレー講義 後期第5回 奈良県知事 柿本善也氏

 10月31日(火)、衣笠キャンパスにおいて2006年度後期知事リレー講義第5回目を行い、奈良県知事の柿本善也氏が「奈良の個性と未来像」をテーマに講演した。
 冒頭、柿本知事は奈良県の地図を示し、海に面していない県であること、全国で平地が一番少なく約60%が林野であること、全国に13の世界遺産があるうち3つが県内にあること等、奈良県の特徴を述べ、奈良県が「歴史の奈良、住まいの奈良、共生の奈良」という3つの個性を持っていると語った。また、2010年に迎える平城遷都1300年に向けて、現在進めている記念事業の取り組みについても紹介した。
 行政に関しては、長期ビジョンで国と地域の戦略を考えることの重要性について述べ、全国の自治体に先駆けて制定した、30年の長期ビジョン「やまと21世紀ビジョン」を紹介。この中の47の「なら未来目標」のひとつ、子育て支援や結婚奨励策である「なら出会いセンター(奈良結婚応援団)」の設立についても言及した。自治体の行財政改革の必要性が問われている中で、2004年まで5年間に20%の歳出削減や、人員削減をした実績を紹介し、奈良県の改革への姿勢について語った。
 最後に、「市町村合併や道州制によって行政区画が変わっても、もともとある地域の特性を大切にしなければいけない」という自身の考えを披露し、講義が終了した。