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株式会社博報堂DYメディアパートナーズ スポーツ事業局部長のDavid Hackett氏

教室の様子

2006年度経営学部 経営学特殊講義「21世紀のプロスポーツ・ビジネス」第3回「プロスポーツのマーケティング」

 10月13日(金)、びわこ・くさつキャンパスにて2006年度経営学部 経営学特殊講義「21世紀のプロスポーツ・ビジネス」の第3回目の講義を行った。今回は「プロスポーツのマーケティング」をテーマに、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ スポーツ事業局部長であるDavid Hackett氏が講演した。
 初めにHackett氏は、スポーツビジネスでの広告代理店の役割をスポーツ界とスポンサー企業という異業種をつなぐ通訳のようなものだと定義し、具体的な活動内容としてまず南米で行われたサッカーの大会を紹介。新聞やテレビで取り上げられそうなシーンに効果的に企業名を出すことで、企業イメージとスポーツの持つ良いイメージをつなげ、スポンサー企業への親近感を高めることが大切だと述べた。続いてスポンサー候補となる企業への売り込み方について、今年の夏に日本で開催された世界バスケを例にコマーシャル映像を交えて説明した。
 また近年普及しているDVDレコーダーについては、ドラマや映画のような筋書きがある番組は録画して見たい人が多い一方で、ニュースやスポーツといった台本のない番組は多くの人が生で見たいと回答した調査結果を明らかにし、スポーツビジネスへの脅威とはならないだろうとの見通しを示した。
 講義の終盤には質疑応答が行われた。学生からの「今回の世界バスケは興行的に成功したのか」との問いに対し、Hackett氏は「日本では同時期に高校野球があり、テレビの視聴率は振るわなかった。しかしチケットはほぼ完売し、ヨーロッパや中国ではテレビ放送も高視聴率を取るなど一定の成果を収めた」と答え、講義は終了した。