テクノロジー・マネジメント研究科主催環境経営シンポジウム 「環境経営とイノベーション〜国際競争力向上のための環境経営とイノベーション促進の環境会計〜」開催
11月17日(金)、朱雀キャンパスにて、テクノロジー・マネジメント研究科主催の環境経営シンポジウム「環境経営とイノベーション〜国際競争力向上のための環境経営とイノベーション促進の環境会計〜」を開催した。
講演は基調講演として兵庫県立大学副学長の天野明弘氏が「企業利潤、CSRと環境イノベーション」をテーマに講演を行い、その後、神戸大学経営学研究科教授の國部克彦氏、名古屋学院大学経済学部講師の中野牧子氏、関西学院大学総合政策学部助教授の松村寛一郎氏、テクノロジー・マネジメント研究科の玄場公規教授が講義した。
基調講演では企業の利潤追求と社会的責任というテーマから社会・環境パフォーマンスと財務パフォーマンスの相関関係の仮説を基にわが国における実証分析の成果の報告があった。続く國部氏はプロセスイノベーションとプロダクトイノベーションにおける有用な環境会計とは何かについて講演し、中野氏はISO14001環境マネジメントシステムの概要および構築の効果(環境パフォーマンスへの影響、取引先との関係への影響、生産性への影響)について報告。松村氏は企業ヒアリング調査でのデータを基に環境規制が企業競争力に及ぼす影響について報告を行い、最後に玄場教授が環境イノベーションの類型化を基に企業の競争優位を実現するための戦略を紹介した。最後は総合討議という形で締めくくった。
当日会場には企業の方や学生ら約80名が参加し、講演に熱心に耳を傾けていた。
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