立命館大学
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元NHKエグゼクティブプロデューサーの桜井均氏

熱心に講義を聴く受講生

映像学部リレー講座「クリエイティブ・リーダーシップ・セミナー」を開講

 映像学部では、連続リレー講義「クリエイティブ・リーダーシップ・セミナー」を開講している。

 この講義では映画監督、演出家、脚本家、ゲームデザイナー、グラフィックデザイナー、コピーライターをはじめとする映像関連分野で活躍しているクリエイターやプロデューサー、経営者などによるレクチャーを行う。

 4月27日(金)、衣笠キャンパスにおいて第2回目講義が行われた(第1回4月13日はガイダンスを開催)。今回は立命館大学客員教授に就任した元NHKエグゼクティブプロデューサーの桜井均氏を迎え、桜井氏が実際に手掛けたドキュメンタリー作品を用い、映像を制作する側の精神に触れながら講義を展開した。

 桜井氏は講義で、自身が放送の仕事に携わる上での拠所としていた「まことの道」について説明した。「まことの道」とは、(1)ねる(真似る)、(2)だわる(拘る)、(3)にかく(兎に角)、(4)びやかに、(5)みち(道&未知)、の5つの単語の頭文字を取って作った言葉である。放送の「生産者」であるためには、(1)良い作品を「真似る」ことが大切。そのためにも多くの良い作品に触れる(2)むやみやたらに拡散して撮るのではなく、「拘って(こだわって)」1つのことを考えて撮る。(3)「兎に角」撮る。一見(2)と矛盾しているようだが、考えながら作る、作りながら考えること。そのためにも、よく外に出て、道を歩きながら案を考え様々なものに触れ、それをどう表現するかを常に考えるべき。それをノートに記すことが訓練になる。(4)「のびやかに」自由に作る。この4つのステップを踏むことが、良い放送の「生産者」になる秘訣であると桜井氏は述べた。

 講義の後半では、桜井氏は映像を作る側の精神として「1%の喜び」「文句を言うなら代案を出せ」「オルターナティブ」の3つのキーワードを学生に送った。最後に学生との質疑応答を行い、講義を締めくくった。

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