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  立命館ニュース

「政治家養成講座」連続講演会 第1回目
福岡政行客員教授と川本八郎理事長が講演



政・官・財界でのトップリーダーを目指すエクステンション講座「政治家養成講座・連続講演会・21世紀の世界と日本 政治家に求められるもの」が4月15日(火)衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームで開かれ、本学客員教授の福岡政行氏と川本八郎理事長が講演した。

福岡氏は、現代社会における政治の役割をテーマに、複数の現役議員や首長を例に挙げながら、国民へのメッセージ性を備えた勇気と行動を伴う真の政治家が必要と強調。その上で、この講座では政治家に求められるディベートスキル、演説、選挙手法など、実際に必要な技術を身につけるとともに、人間論にも重点をおいた講座にするとの構想を披露した。また川本理事長は、政治家を志す学生に期待するものをテーマに、今日の政治不信は、これまでの大学教育にも大いに責任があると切り出し、立命館はその責任を果たすため、この講座を社会的倫理や歴史的観点に重点を置いた政・官・財界のトップリーダーを養成する講座と位置づけて展開すると熱弁した。さらに、志を高く持つと休むことができない、挫折しない、学生諸君は志を高く持て!と激励した。

講演終了後、法学部3回生の佐伯雅宏さんは「大学として政治家を目指す学生を支援するというのは励みになる。」と意気込みを語り、産業社会学部2回生の成瀬由美子さんは「政治はテレビでしか見ていなかったが、福岡先生の話を聞いて異なる視点で政治を眺めてみたいと思うようになった。」と感想を述べた。

本講座は、エクステンション講座の一環として、前期期間中は現役国会議員や首長を招いて講演会形式で毎月開催される。また、後期からは同じく月1回の講演会に加えて、週1回のペースで養成講座を行う見通しで、政治家養成塾の設立も検討されている。