シンポジウムの様子
 
拠点全体の研究内容について説明する村橋教授
 
 
第1回 歴史都市防災シンポジウム開催
 
 11月17日(月)、衣笠キャンパスにて、21世紀COEプログラム「文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点」の第1回シンポジウムを開催した。

 冒頭で長田豊臣・立命館総長が、立命館大学の柔軟なCOEプログラム推進体制を紹介しながら、COEを軸として大学全体の研究を加速していきたいと挨拶。シンポジウムは2部構成で行われ、第1部「21世紀COEプログラムの概要」では、拠点リーダー・村橋正武教授が、拠点全体の研究内容について説明し、かけがえのない歴史都市の文化遺産を自然災害から保全し、後世に継承することの重要性を強調した。

 第2部では、この8月に活動を開始した「立命館大学歴史都市防災研究センター」について、センター長の土岐憲三教授が紹介した。官、民、学の連携と協力によって、これまで、文化財保護と防災、それぞれの研究の「エアポケット」となっていた文化財防災分野の必要性とセンターの活動の方向について説明した。また、苅屋勇雅・文化庁文化財部建造物課長が、文化財防災対策の現状を報告され、本研究への期待を述べられた。

 会場には学生や研究者、行政関係者など約200名が集まり、本プログラムに対する関心の高さをうかがわせた。

 21世紀COEプログラム「文化財を核とした歴史都市の防災研究拠点」詳細はこちら