北川善太郎氏
 
講演会の様子
 
 
11/10(月) 公開講演会『ディジタル・アーカイブと著作権取引市場「コピーマート」』開催
 
 11/10(月)、北川善太郎氏(コピーマート名城研究所所長)を招いて、知的財産をめぐる現代的課題を考える公開講演会『ディジタル・アーカイブと著作権取引市場「コピーマート」』を衣笠キャンパスで開催した。

 現在、立命館大学では、特許庁より委託を受け「平成15年度 大学における知的財産権研究プロジェクト」(代表:立命館大学法学部 宮脇正晴助教授)を実施している。プロジェクトの内容は、ディジタル・アーカイブ(文化財をディジタル化して保存すること)とそれに関連する知的財産権の問題について、多角的な視点から研究を行うもので、今回の公開講演会は、プロジェクト活動の一環として開催した。

 講演で北川氏は、ディジタル・アーカイブの定義・特色等の基礎知識からはじまり、現在注目されている学術・文化・芸術分野で評価の高いアクティビティ例の紹介とあわせて、ディジタル技術と著作権制度の現状や法律的課題、新たなビジネスの可能がある著作権取引市場における「コピーマート」システムの仕組みについて解説された。

 会場には学生、研究者に加え、市民を含む約100名が集まった。北川氏の講演後の質疑応答では、1時間にわたり、熱心な議論が行われた。

■ 主催  立命館大学
■ 後援  特許庁 / 財団法人 知的財産研究所