試合の様子
 
選手らの活躍に沸き立つ応援者ら
 
 
パンサーズ2年連続の学生チャンピオンに
 
 12月21日(日)、アメリカンフットボールの学生日本一を決める「第58回毎日甲子園ボウル」が甲子園球場で行われた。立命館大学アメリカンフットボール部パンサーズは、法政大学トマホークスを相手に、終始試合を有利に進め2年連続4回目の学生日本一に輝いた。

 開始5分19秒にRBの岸野公彦君(経営学部3回生)がランプレイで先制すると、立命は第3クウォーターの終了までに6つのタッチダウンを奪う猛攻を見せた。途中、QB高田鉄男君(経営学部4回生)からのパスが成功しない場面も見られると、躊躇なくパスからランプレイに切り替えて確実に得点を重ねていった。11月30日に行われた関西学院との対戦では、先取点を奪われ動揺が見られたが、この日のパンサーズは浮き足立つことなく、落ち着いて試合を進めていった。

 心配されていたディフェンスだったが、法政のオフェンスに激しいタックルを浴びせ続けた。第4クウォーターの開始早々に、48ヤードを独走されタッチダウンを奪われたものの、失点をこのタッチダウン1つに抑え、安定した試合運びを見せた。結局、パンサーズは8つのタッチダウンを奪う猛攻を見せ、61−6で法政大学に勝利した。

 試合後のインタビューで、古橋由一郎ヘッドコーチは「選手たちが全てを出し切ってくれた結果だと思う。ライスボウルでも前向きなプレイを期待したい」と語った。

 今回の勝利により、パンサーズは来年1月3日に東京ドームで行われる日本選手権(ライスボウル)で社会人王者のオンワードスカイラークスと対戦する。