学内外からの研究者・学生が多数出席した公開研究会
 
パリ第8大学の名誉教授ジャック・ランシエール氏
 
 
ランシエール教授(パリ第8大学)を招いての公開研究会開催
 
 1月20日、立命館大学衣笠キャンパスの末川記念会館において、先端総合学術研究科開設記念企画「知の潮流を創るパート3」第4回公開研究会がパリ第8大学の名誉教授ジャック・ランシエール(Jacques Ranciere)氏を招いて行なわれた。

 政治哲学、美学の分野で世界の注目を集めている研究者の公開研究会とあって、学内外からの研究者・学生が多数出席し、急遽、会場に椅子を追加する盛況ぶりであった。

 「沈黙の言葉――文学の政治(La parole mutte : politique de la litterature)」というタイトルの講演は、「政治とは世界の分割=分有」であるという視点から「民主主義」という立命館大学の建学精神にも関わる内容のものであった。

 参加した先端総合学術研究科1回生竹中聖人君は、「『文学』や『政治』『民主主義』といった日常耳になじんだ言葉が特異にからんでいく内容に、とまどいながらも興味をそそられているうちに、あっという間に時間が過ぎた」と語ってくれた。