知的財産権について説明する小松陽一郎氏
講演会の様子
特許庁「平成15年度 大学における知的財産権研究プロジェクト」公開講演会
テーマ『デジタルコンテンツと知的財産権』開催
1月31日(土)、小松陽一郎氏(小松法律特許事務所所長、弁護士/弁理士、立命館大学法科大学院教授就任予定)を招いて、知的財産をめぐる現代的課題を考える公開講演会「デジタルコンテンツと知的財産権」を衣笠キャンパスで開催した。
現在、立命館大学では、特許庁より委託を受け「平成15年度 大学における知的財産権研究プロジェクト」(代表:立命館大学法学部助教授 宮脇正晴)を実施している。プロジェクトの内容は、デジタル・アーカイブ(文化財をデジタル化して保存すること)とそれに関連する知的財産権の問題について、多角的な視点から研究を行う、というもので、そのプロジェクト活動の一環として今回、小松氏を招き、知的財産をめぐる現代的課題を考えた。
講演内容は、デジタル・アーカイブの定義やアナログコンテンツをデジタル化する際の注意点から始まり、デジタルコンテンツを利用する際の知的財産権による制限やコンテンツビジネスの近未来について、豊富な事例を基に解説された。
会場には学生、研究者はもとより、市民を含む40名が集まった。ここでは、小松氏による1時間の講演の後、さらに1時間以上にわたる活発な質疑応答となり、熱心な議論が行われた。
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