外務省職員リレー講座の様子
 
                 
中東アフリカ局中東第二課地域調査官の林 克好氏
 
 
2004年度夏期集中科目「外務省職員リレー講義」『中東情勢』開催
 
 9月13日(月)、衣笠キャンパスにおいて2004年度夏期集中科目「外務省職員リレー講義」が行われ、中東アフリカ局中東第二課地域調整官の林 克好氏が講義を行った。

 林氏は「中東情勢」をテーマに講義を行い、はじめに外務省の担当する地域分けを説明し、自らの担当する第二課にはイラク・イラン・アフガニスタンなどの国があると話した。そして「中東を見るには、アメリカの動きも一つの着眼点としてみなくてはならない」と述べ、アメリカと中東、イスラエルなどの関係や、湾岸戦争や中東戦争といった、中東地域の歴史などに触れた。
今回の講義ではサウジアラビアを中心に話を進められた。「中東情勢に関心を持つ人は、まずサウジアラビアを注目している。なぜなら、今、サウジアラビアで何かが起きている」と最近の反米感情とテロリズムについて述べた。
 また、最近の動きとしてイラク情勢も取り上げ、昨今のイラクに於ける状況やテロ、そして政治のプロセスなどについても語った。

 夏休み中の集中講義にもかかわらず、外交問題や情勢に興味のある学生などたくさんの学生が興味深く講義を受講していた。

 この講義は外務省の職員を招き実施されており、9月16日まで講義を行っている。