大賞に輝いた三滝雅俊さん(立命館高等学校3年生)
 

発表の様子
 
 
日本物理学会Jr.セッションで立命館高等学校の三滝雅俊さんが優勝
 
 2005年3月26日(土)、東京理科大学野田キャンパス(千葉県野田市)にて、世界物理年記念イベント「日本物理学会Jr.セッション」が開催され、立命館高等学校3年生の三滝雅俊さんが大賞を受賞した。

 世界物理年記念イベント「日本物理学会Jr.セッション」は、高等学校および、高等専門学校生からレポートを募集し、その中から選抜された学生に学会発表の場を提供することを目的とし、日本物理学会が企画したイベントである。多数の応募件数から9テーマが選考され、本選に臨んだ。三浦さんは、光触媒の酸化チタンの膜を均一に作り、自作の測定装置を作って、水の吸着する力の測定実験を行ったことをもとに「水によってタイル間に生じる力〜光触媒を使うとくっつく力は強くなる〜」というテーマで発表を行い、1位となった。

 日本物理学会会長の和達三樹氏は、講評の中で「それぞれの研究はたいへん独創的で興味深いものばかりだった。これからも研鑽を積んで頑張ってほしい」と参加した学生を激励した。

受賞作品は、以下の通り

●日本物理学会Jr.セッション大賞
 立命館高等学校 3年生 三滝雅俊さん
 「水によってタイル間に生じる力〜光触媒を使うとくっつく力は強くなる〜」

●優秀賞2件
 山口県立岩国高等学校「直流リニアモーターの走行における物理的考察」
 北海道南茅部高等学校「偏光板とポリプロピレンによる着色現象に関する考察」

●世界物理年日本委員会特別賞1件
 島根県立松江東高等学校「音波による気柱内振動実験」