シンポジウムの様子
 

 
 
シンポジウム「学習療法を科学する 第二弾」開催
 
2005年3月12日(土)立命館大学衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームにてシンポジウム「学習療法シンポジウム 第2弾」が開催された。このシンポジウムは立命館大学人間科学研究所が主催し、学術フロンティア推進事業「対人援助のための『人間環境デザイン』に関する総合研究」プロジェクト(高齢者サブプロジェクト)・学習療法京都プロジェクト・(株)くもん学習療法センター・中央法規出版株式会社共催のもと開催された。

 2部構成のプログラムの第1部では、「学習療法・京都プロジェクト」についての報告が行われた。吉田甫文学部教授の挨拶から始まり、7人の報告者(高橋伸子氏、坂口佳江氏、土田宣明氏、孫琴氏、玉井智氏、吉武みどり氏、渡辺太郎氏)による高齢者を対象とした日常生活の研究、京都プロジェクトの概要などが報告された。

 第2部では「高齢者への心理療法を科学する」と題したシンポジウムが開かれた。第1部で報告された学習療法だけではなく、高齢者を対象とした様々な療法(音楽療法、回想法、アニマル・セラピー、化粧療法)について、現場の専門家から報告がなされた。専門家らは、「これらの研究が高齢者に対する療法の一つとして、様々な場面で活躍するであろう」と今後の心理療法の期待が述べられた。

 シンポジウムの最後に積極的な質疑応答が行なわれ、この分野に関する関心の高さがうかがえた。それを受けた司会者より第三弾開催への意欲が語られ、シンポジウムは幕を閉じた。