講義を行う伊庭嘉兵衞市長
 

 
 
2005年度特殊講義「近江・草津論」特別講義
「草津市長大いに語る」
 
 2005年5月18日(水)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)コラーニングハウスにて、「近江・草津論」の特別講師として草津市長 伊庭嘉兵衞氏を招き、講義が行われた。本講義は、経済・経営・理工の3学部の学生を対象に2003年度に開講した一般教育特殊講義「近江・草津論」の第5回目にあたるもの。

 「草津市長大いに語る」と記された題目の下、伊庭氏は草津市50年のあゆみを語った。駅前開発や、市民が暮らしやすい環境作りを行うことによって市の活性化を展開してきたことを述べた。環境問題ついては、烏丸半島にくさつ夢風車を建設したことに触れ、「風力発電を採り入れることによって、環境問題に対する一つの啓発としてとらえてもらいたい。市の様々な開発に関しても常に環境に気を使い、緑を増やし自然に近い町作りを目指している」と述べた。

 さらに、伊庭氏は現在行っている様々な活動、計画を説明した。「犯罪が多発している草津市の対策として、パトロールカー仕様の公用車で市内の見回りをしたり、南草津駅に防犯カメラを設置するなどして犯罪をなくす努力をしている。また、今最も力をいれているのが熱中症の厳重警報の発令体制。これは日本で初の試みなので、必ず成功させ、人々の安全を確保できる体制を整えたい」と意気込みを述べた。

 最後に伊庭氏は学生に対し、「自分のための努力をして欲しい。努力は決して報われるというものではないが、必ず誰かが見てくれ、そして認めてくれる。何事にも一生懸命取り組んでいってもらいたい」とエールを送った。