落合敏男オムロン株式会社執行役員常務経営総務室長(左)と赤澤史朗立命館大学大学院法学研究科長(右)
 

記者会見の様子
 
 
オムロン・立命館大学による企業法務人材育成プログラム開講
 
 オムロン株式会社(代表取締役社長:作田久男)と、立命館大学(総長:長田豊臣)は、企業法務において即戦力となり得る人材育成に向けた産学連携プログラム「法学コーオプ演習」を2005年9月8日(木)より開講することとなり、9月1日(木)に記者発表を行った。

 “コーオプ教育”(Cooperative Education)とは、就業体験(インターンシップ)を越えて、長期間(3〜6ヶ月程度)、大学での学習及び専門分野に関連する企業での実務体験を統合させた産学連携教育。 今回のプログラムにおいては、学内で選抜された立命館大学大学院法学研究科の学生4名が、法学研究科教員およびオムロン法務担当者双方の指導を受けながら、新会社法施行への具体的対応という広い領域設定における諸課題について、オムロンにおける調査研究(実習)と大学院での研究を約4ヶ月にわたり行い、期間終了後、成果について発表する。

 記者発表で、赤澤史朗・立命館大学大学院法学研究科長は「CSR(企業の社会的責任)分野で先進的な取り組みをされるオムロンとの共同により、実務と結合した本格的な研究・教育プログラムが実現した。商法の先端部分を扱った実習・研究・教育により、企業法務分野の人材育成における産学連携の新しい形をつくっていきたい」と挨拶。落合敏男・オムロン株式会社執行役員常務経営総務室長は、「企業において法務部門が果たすべき役割が拡大する中、本プログラムで育成した学生が将来、企業の法務部門で活躍することになれば、社会に大きく貢献することになる。京都において多くの優秀な企業法務人材を創出できるよう、立命館大学と協創を続けていきたい」と期待を述べた。