群馬県の小寺弘之知事
 

講義前に受講生と歓談する小寺知事
 
 
全国知事リレー講義第5回
「君よ、群馬の知事となれ!」
 
 11月1日(火)、衣笠キャンパスにて法学部法政特殊講義「全国知事リレー講義」の第5回が行われ、群馬県の小寺弘之知事が講義を行った。  知事は冒頭、群馬県の歴史や文化などについて触れ、その後具体的な政策の話に移り、現在建設中の群馬・栃木・茨城を結ぶ北関東自動車道について、「群馬県は海に面していないので海からの物資の輸送が困難だったが、この道路の完成によりそれらを容易にすることができる」と道路開通によるメリットを述べた。

 そして知事は、「子どもを育てるなら群馬県」というキャッチフレーズを掲げて、群馬県独自の政策を行っていることを挙げ、獣医を学校の校医として派遣し、子どもたちが動物と気軽に触れ合うことができる「動物ふれあい教室」や、小中高生が釧路へ向かう船旅の中で共同作業を学ぶ「ぐんま少年の船」など、様々な政策を進めていることを語った。

 また、群馬県では理事制を導入することによって、各部署が今まで独自にやっていた仕事を全体的な視点で見ることができ、様々な無駄を省くことができたという点についても紹介した。

 最後に知事は、「石焼いも屋さんになりたい」と自身の夢をユニークに語り、夢を持つことの重要性について触れ、講義は終了した。
 講義を受講した野村美紀さん(法学部3回生)は「子どもを育てる政策が良かった。とても行動力のある知事だと思った」と感想を述べた。