シンポジウムの様子
 

NGO別にブースが設けられた交流会の様子
 
 
国際平和ミュージアム・リニューアル記念シンポジウム「平和をつくるNGOパワー」
 
 11月9日(水)、立命館大学国際平和ミュージアム・リニューアル記念シンポジウム「平和をつくるNGOパワー」が以学館1号ホールで開催され、約240人が参加した。国際平和ミュージアム2階の平和創造展示室で紹介されているNGO 12団体の中から、オルター・トレード・ジャパン、未来バンク、ピースボートの3団体の代表が、NGOを設立した経緯や自己の活動に対する思いを語った。

 フェアトレード団体、オルター・トレード・ジャパンの堀田正彦さんは、フィリピンの人々への支援・連帯の活動の中から、人と人を繋ぐ「民衆交易」を始めるに至った事情を語り、「NGOとは人間の生き方である」と述べた。未来バンクの田中優さんは、預貯金を戦争や環境破壊に使わせないために、市民がバンクをつくり、自然エネルギー事業やNPO事業に融資するというNPOバンクの理念と成功例、今後の可能性について語った。ピースボートの吉岡達也さんは、歴史教科書問題をきっかけに、アジアを知りたい、アジアの人々と話したいという思いが強くなり、ピースボートを始めたという活動の発端を紹介した。自分のからだで世界を感じ、世界について考え、行動することの重要性を訴えた。

 シンポジウム後に開かれた交流会ではNGO別にブースが設けられ、参加者は、オルター・トレード・ジャパンが扱っている東ティモール産のコーヒーを味わいながら、講師との交流を深めた。