式辞を述べる長田総長
 

卒業証書を受け取る卒業生
 
 
2005年度立命館大学卒業式を挙行
 
 3月21日(祝)、2005年度立命館大学卒業式が衣笠キャンパスの第一体育館で挙行された。

 式の中で長田豊臣総長は、「転換期にある現代社会においてはダイナミックに状況を切り開いていける知識、複雑で多様な選択肢のなかで的確な判断ができる能力が求められる。立命館での四年間に自信を持ち、社会で活躍してほしい」と、また川本八郎理事長は、「諸問題の解決や、努力の持続にこそ人間の成長の本質がある。大学生活で得た知識・経験を活かし、自らの未来を切り開いてほしい」と卒業生を激励した。

 卒業生代表として挨拶を行った渡邉栗子さん(法学部)は、「寂しさ以上に、ここまで自分が成長できたことに対する感謝の気持ちの方が強い。新しい一歩を踏みしめるこの日にあらためて教職員や先輩のみなさん、そして父母の方々に精一杯の感謝を伝えたい」と、卒業の喜び、感謝の気持ちを述べた。その後、表彰、校友会入会式と続き、式は幕を閉じた。式の後には応援団による演舞・演奏が披露され、迫力ある演舞に熱い視線が注がれた。会場では友人同士肩を組みながら「グレーター立命」を歌うグループの姿も見受けられた。

 また、会場外や各卒業証書授与会場の周辺は後輩・父母らに祝福される卒業生であふれ、名残惜しそうに写真撮影をするなど、最後の別れを惜しむ姿が多くみられた。

 この日衣笠キャンパスの各学部(法学部、産業社会学部、国際関係学部、政策科学部、文学部)から3,800名が卒業し、各大学院(法学研究科、社会学研究科、国際関係研究科、政策科学研究科、文学研究科、応用人間科学研究科、言語教育情報研究科、法務研究科)から462名が修了し、立命館大学を巣立っていった。

 また、3月22日(水)には、びわこ・くさつキャンパスにて、2005年度 立命館大学卒業式が挙行された。 在校生代表挨拶では、学友会BKC自治会執行委員長代行の中島敦史さん(経営学部3回生)が、正課やクラブ活動などにおける先輩の数々の実績に敬意を表し、また先輩から受けた多くの支援に対する感謝の意を述べた。そして、立命館大学の学生文化や伝統を受け継ぎ、更なる発展を目指す決意を語った。それを受け卒業生代表の挨拶を行った福森亜希さん(経営学部)は、学業と陸上競技部の両立に励んだ4年間について語り、精神的な強さや財産といえる仲間との出会いなど、大学生活で得た多くのことを語った。そして、「大学で得たこれらの知識や経験を、これから社会で活かしていきたい」と述べた。

 この日びわこ・くさつキャンパスでは、経済学部、経営学部、理工学部から2,884名が卒業を迎えた。また、大学院経済学研究科、経営学研究科、理工学研究科、テクノロジー・マネジメント研究科からは、589名が卒業した。

 2005年度の卒業生は、学部から6,684名、大学院からは1,051名となる。