アメリカンフットボール部 ←試合予定に戻る
[日時] 2006年11月26日(日)14:00 [場所] 神戸ユニバー記念競技場
2006秋季リーグ 立命館大学 VS 関西学院大学
スコア 1Q 2Q 3Q 4Q トータル
立命館大学 7 0 0 7 14
関西学院大学 0 9 0 7 16

2006年11月26日(日)、関西学生アメリカンフットボールリーグ最終戦、立命館大学パンサーズ対関西学院大学ファイターズの試合が、神戸・ユニバー記念競技場で行われた。勝てば5年連続甲子園ボウル出場の記録がかかるパンサーズと、関学史上初めて4年連続甲子園ボウルに出場できていないファイターズが激突。雨の降りしきる中、25000人の大観客が試合を見守るなか、ファイターズが16−14でパンサーズを振り切り、5年ぶりに甲子園の地を踏むこととなった。

第1Q(クオーター)は、パンサーズのキックにより試合開始。関学の攻撃第1シリーズをパントに追い込み、幸先いいスタートを切った。パンサーズオフェンスはQB木下雅斗選手(経営学部3回生)を中心に、WR前田直輝選手(経済学部3回生)など強力なレシーバー陣を擁する、ショットガン攻撃でファイターズに対抗。随所に、エースRB松森俊介選手(経営学部2回生)のランプレーを挟みながら、順調にゲインを重ねていった。しかし、ゴール前まで攻め込むシーンもありながら、ファンブルからのターンオーバーでタッチダウンまでは至らず。甲子園を懸けた一進一退の攻防が続くなか、第1Q10分55秒、QB木下選手からWR中林良太選手(経営学部4回生)にパスが通り、タッチダウン。その後のキックもK澤和明宏選手(経営学部3回生)が確実に決め、7−0とリードして第1Qを終えた。

第2Qは、序盤からファイターズペース。ファイターズが、ラン、パス交互に繰り出し、じりじりとパンサーズ陣深くへ攻め込んでいく。1分55秒には、ゴール前でファイターズにファンブルを強いるも、こぼれたボールをファイターズオフェンスがリカバーし、タッチダウン。その後のキックも成功し、7−7の同点となった。途中、雨が強くなりコンディションが悪化するなか、互いに決め手が出ないまま第2Qが終わるかと思われた。しかし、11分41秒、パンサーズがパント体型から痛恨のスナップミス。ボールはパンターの頭を大きく越え、セーフティでファイターズに2点が追加され、パンサーズは7−9と追いかける展開で前半を終えた。

第3Qは、双方一歩も譲らない展開。なんとしても追いつきたいパンサーズであったが、なかなかタッチダウンには結びつけることができず、時間だけが過ぎていった。

そして、甲子園ボウルに向け、運命のラスト第4Q。日も完全に落ち、雨で気温が低くなっていくなか、チアリーダー、観客ともに大きな声援を送っていた。この声援を背に受け追いつきたいパンサーズだが、第4Q先制したのは、またもやファイターズ。パンサーズがゴール前でパスインターフェアー(捕球者を邪魔する)の反則をとられ、自陣深くからの厳しいディフェンス。反則により絶好の位置からの攻撃権を得たファイターズオフェンスに攻め込まれ、タッチダウンを許してしまう。7−16と大きく引き離され、5年連続甲子園ボウル出場に向けてもう後のなくなったパンサーズ。このまま終わるかと思われた終了2分前に、QB木下選手が、ファイターズオフェンスに追われながらも、右にロールしながらWR本多皓二選手(文学部3回生)へタッチダウンパス。キックも成功で14−16と、意地を見せ、追い上げるが、反撃もここまで。最後はファイターズに時間を消費され、試合が終了した。

試合後、古橋ヘッドコーチは、「精神的な部分では充実していたが、今日は運がなかった。選手達はこの1年間本当に真面目にフットボールに取り組み、よくがんばった。いままでコーチをしてきたなかで、一番意識の高いチームへと成長してくれた。また来年強いチームを作り戻ってきたい。」と話し、来年のリベンジを誓った。

 

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