1Q 2Q 3Q 4Q 合計
立命館大学 7 7 10 7 31
同志社大学 0 0 0 14 14
同志社大学を下し5連勝

2006年10月28日(土)、大阪市立長居球技場において立命館大学アメリカンフットボール部パンサーズ対同志社大学ワイルドローバーとの試合が行われた。パンサーズは同志社大学を31-14で下し、開幕から5連勝。ライバル関西学院大学ファイターズと並び、秋季関西学生リーグは全勝を守る2強対決の構図となった。

試合は前半、第1クオーターにQB木下雅斗選手(経営学部3回生)がランによるTD(タッチダウン)を決め先制、第2クオーターには、QB木下雅斗選手からWR本多皓二選手(文学部3回生)へのパスによるTDを通すなど立命館ペースで試合を進めた。また、相手選手を抱きこむ体制でパスを受ける珍プレーも飛び出すなど、「信頼できるレシーバー」QB木下雅斗選手と「どこにどんな球がくるか安心していられる」WR本多皓二選手と共に認め合う、立命館宇治高校出身の2人によるコンビプレーが目立った。
後半も第3クオーターに入りTDとFG(フィールドゴール)により着実に点を加え、同志社大学を突き放した。京大戦に続き2試合連続完封勝利が見えた第4クオーターだったが、追加点を狙ったFGの失敗や、インターセプトを許すなど流れを奪われ、同志社大学に2TDを許してしまい課題を残す形となった。しかし最後は秋季関西学生リーグ5連覇を狙うパンサーズが王者の貫禄を見せ、試合を決めるTDを決め、31-14で立命館大学が同志社大学に勝利した。

試合後にアメリカンフットボール部古橋由一郎ヘッドコーチは、「今年のパンサーズはおとなしい雰囲気と言われるが、随所に良いプレーが出ている。現時点での手ごたえは6割。残る4割はプレーの精度を上げることと、精神的なものだと思う。課題はあるが力はついている」と、チームの状況を述べた。そして、「優勝を争う関西学院大学との直接対決まであと4週間。チームの連携を深めるために先週から練習方法を変えた。食事を後回しにして居残り特訓に費やし、徹底的に練習をやり抜いている。次回の関西大学戦でどのような結果が出るかが重要になってくる。思いっきり戦いたい」と、次回の関西大学、そして最大のライバルである関西学院大学に照準を合わせた決意を述べた。