立命館大学サッカー部の様々な魅力を立命スポーツ編集局の久住真穂さん〔文学部3回生〕に伺いました。

Q 注目選手と立命館大学サッカー部の特徴とは?
久住

注目選手は、U−21の代表候補にもなった古部健太さん(FW  #13/産業社会学部3回生)、第30回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント決勝戦(2006年総理大臣杯)の優勝時にMVP級の活躍をした高橋健史さん(MF #10/産業社会学部4回生)、高い身体能力を持ち、ヘディングも得意な阪田章裕さん(DF #3/法学部3回生)、そして立命館の得点源で全体的なバランスも取れている永田亮太さん(MF #24/文学部3回生)ですね。

立命館大学のサッカー部はもともと強いチームでしたが、ここ数年さらに力をつけていると思います。大学サッカーと聞くと、マイナーだと思われがちなのですが、実はすごく面白いし、いい試合をたくさん見せてくれます。プロには「勝たなければならない」という使命がありますが、大学サッカー、特に立命館の選手は、試合を楽しんでやっていますね。相手チームの戦術に対して変えていくのではなく、自分たちのサッカーで勝ちたいという気持ちがとても強いチームです。

Q 久住さんにとって印象深い試合を教えてください。
久住

2006年総理大臣杯2回戦の駒澤大学との試合が印象深いです。サッカー部は2004年度インカレの決勝戦で初めて国立競技場のピッチ立ちました。しかしその決勝戦で、関東の強豪・駒澤大学に敗れてしまい準優勝という結果に終わりました。
そして2年後の2006年総理大臣杯。その2回戦において再び宿敵駒澤大学と戦うことになりました。1−0の劣勢の中、相手のファウルを誘い、PKで同点に追いつき、延長戦へ。そして最後はPK戦を制し、見事にリベンジを果たすことができました。選手たちは春から試合を追うごとに成長していましたが、この1戦でさらなる成長を遂げたと思います。選手たちの中には「前回涙を飲んだ先輩たちのためにも」という思いが強く、高いモチベーションを維持したまま試合に集中できました。前回駒澤大学に敗戦していただけに、前評判では「勝利するのは困難だろう」と言われていましたが、そんな声を覆しての勝利となりました。この試合が、総理大臣杯優勝に至る1番のターニングポイントだったと思います。

 
Q ズバリ! 注目のプレーは?
久住

立命館大学サッカー部は、基本的に細かくパスをつなぐことで相手を翻弄する「繋ぐサッカー」の戦術をとっています。この戦術をとっているチームは少ないので必見ですね。また基本的には4バックのフォーメーション採用しているのですが、両サイドの選手が守備から攻撃に参加をします。加えて古部選手の速いドリブルと、高橋選手のパス、ゴールキーパーの修行さんのプレーにも注目です。大学サッカーは攻防の切り替えが早く、どこで点が入るかわかりません。眼を離さずにしっかり見ていてください!!

Q 久住さんからのメッセージ。
久住

立命館大学サッカー部は今、試合続きで怪我が多い状態です。こんなときだからこそ、在学生の皆さんにぜひ応援に来ていただきたいと思います! よろしくお願いします。