平成18年度日本カヌーフラットウォーターレーシング選手権大会
男子カナディアンシングル500m 優勝
小梶孝行  さん(経済学部2回生)カヌー部

成長する喜びでカヌー競技に魅せられる

私は中学校で水泳をしていたのですが、進学した高校には水泳部がなく、中学校の水泳部の顧問の先生が高校のカヌー部の先生と知り合いだったため、先生を通じてカヌーを薦められました。同じ「水上のスポーツ」という共通点があるので、始めてみようと思ったのがカヌーを始めたきっかけです。

実際にカヌーを始めてみて最初の印象としては、思っていた以上に難しいスポーツだなということです。最初はカヌーに乗って普通にバランスをとることさえも大変で、かなり苦労しましたね。しかし、高校からカヌーを始めた同学年の友達がいたので、彼には負けたくないという思いが強く、それが努力するモチベーションになりました。また、初めて行うスポーツのため上達していく過程が手に取るように感じられ、上達することが嬉しかったですね。そして、だんだん速く漕げるようになっていくことが楽しくて、カヌー競技に魅力を感じるようになっていきました。

カヌー競技には、「カナディアン」と「カヤック」という2つの種目があります。「カナディアン」は男子にしかない種目で、片ひざをつきパドルで片側だけを漕ぎます。「カヤック」は、座った状態で1つにつながったパドルで両側を漕ぐというものです。私は高校で始めた時に、先生から「カナディアン」を薦められ、ずっと「カナディアン」を専門にしています。

普段の練習は、主に瀬田川で行っています。夏場は漕艇場のコースなども使い、週に5日練習しています。オフシーズンの冬場も筋力トレーニングで体を作りながら、週末には水上練習を行い、週4日は練習をしていますね。

 

努力が報われた全日本優勝

9月に石川県で開催された「平成18年度日本カヌーフラットウォーターレーシング選手権大会」の男子カナディアンシングル500mで優勝することができました。これは、全日本の大会であり、日本代表選手第1次選考会も兼ねていたので、日本代表を選ぶ際の対象になるポイントが得られる重要な大会でした。

当日は風が強く、波があって荒れていたのでコンディションが悪かったので、この種目は不得意な種目ではなかったのですが、最初は入賞できればいいかなと思っていました。しかし、予選、準決勝と進むうちに、やはり優勝したいという思いが強くなっていきました。決勝では、隣に立命館大学の先輩がいて、序盤は私がリードしていたのですが、中盤に先輩がみるみる上がってきました。そのため、先輩に負けたくないという強い思いから終盤に力を発揮することでき、その結果優勝できたのだと思います。

全日本の大会で優勝したのは初めてだったので、最初は実感がなく、ゴールした瞬間は嬉しかったのですが、一方で信じられない気持ちもありました。でも、カヌーから降りた時に仲間が祝福してくれ、とても嬉しかったですね。夏合宿などでは朝から夜まで1日中練習をするなど、厳しく辛い練習を経てきたことが今回の優勝につながったと思うので、努力してきたことは無駄ではなかったと実感しました。

 

日本代表に挑戦し、北京オリンピックへ

2007年の5月まで、日本代表選手の選考会が2次選考から4次選考まであるので、どの大会でも上位を目指して頑張りたいと思います。そして最終的には日本代表に選ばれて、北京オリンピックに出場することが目標です。

1次選考の大会で優勝したので、これからは皆から追われる立場になると思います。そのためさらに厳しくなりますが、負けないように自分もさらに上を目指していきたいです。そして私は今まで一度も日本代表に選ばれたことがないので、ぜひ日本代表になりたいですね。

 

▲カナディアン