VBC(ベンチャー・ビジネス・コミュニティ)
岡田康弘  さん(経営学部3回生)

BKCアクロスウイング5階に設置されたBKCプリインキュベーションルーム。そこでは起業家を目指す学生やアントレプレナーシップ(起業家精神)を身につけたいと考える学生達が、企業との共同プロジェクトの実施や勉強会を通して、正課の授業で学んだ理論を実践の場に応用する試みを行っています。中には実際に商品を開発し起業を果たしている学生もいます。
プリインキュベーションルームで活動する団体のひとつ、VBC(ベンチャー・ビジネス・コミュニティー)の代表をつとめる岡田さんにお話を伺いました。

VBC(ベンチャー・ビジネス・コミュニティ)の取り組みの内容を教えてください。

VBC(ベンチャー・ビジネス・コミュニティ)とは、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」を養うことを目指す学生の団体です。学生を主体とする様々なプロジェクトを通じて、将来、起業する人材を輩出することを目的に活動しています。
最近の活動の中で代表的なものとしては、同志社大学のベンチャーサークルと合同で、本家八ツ橋西尾株式会社と提携して「OH!YATS!」という八ツ橋入りチョコクランチを販売したことなどがあります。企画全体を通して、新商品の提案、パッケージデザインの考案、価格設定、販売等に関わる営業・販促活動、アンケート調査などを行いました。

VBCでの活動を通して立命館大学からどのようなサポートを受けましたか。

立命館大学から受けているサポートとしてはアクロスウイング5階にあるBKCプリインキュベーションルームという施設の提供、企業の紹介、学生起業家支援奨励金の受給などがあります。私たち学生が企業と提携して何かを行う時、学生という立場だけでは限界があります。そこに立命館大学が間に入って両者をつないでくれる事で、スムーズに活動を行うことができています。
また、学生起業家支援奨励金の制度は、立命館大学が起業活動を行う学生を励まし、支援することを目的として行われているものです。このように様々な支援を大学側がしてくれるおかげで、私たちの活動がより、実りのあるものになっています。

VBCの一員としてのこれからの目標を教えてください。

個々の思いを表現して行動できるのがVBCという場所だと思っています。それぞれが目標を設定し、その自分の目標と現実とのギャップをどう埋めていくのかという事を第一に考えるようにしています。目的意識を持ちながら日々の生活を送ると、その目標を達成できるか、できないかに関わらず、意義ある学生生活を送ることができますよね。そういった学生生活を送ることを目標としています。

新入生へのメッセージをお願いします

新入生の皆さんは高校生から大学生へという新しい変化を遂げることになります。大学では、今までのように受動的に動くのではなく、ポジティブに自分から動く事が大切になります。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、自分の好きなことからでいいので何かを始めてみようという気持ちを大切にしてください。その第一歩が自分の未来を切り開く事になります。そしてチャンスを掴み取ってください。目的意識を持って自分の成長を大切にしながら素直に行動を起こしていけば、自分の進むべき道はおのずと見えてくるはずです。これからの大学生活、自分の力を信じて素晴らしいものにしてください。

取材・文冨田祐介(経営学部3回生)