9月4日(火)、BKCグリーンフィールドとアスリートクラブハウスが竣工されました。
この施設が誕生し、アメリカンフットボール部とラグビー部の活動拠点がこちらに移転。
人工芝グランド、最新鋭のトレーニング施設が整った全国屈指の施設で、
今後それぞれの部が全国制覇に向かって一丸となって取り組んでいきます。
今回は学生の指導にあたる湯浅コーチ、施設を利用しているラグビー部、アメリカンフットボール部の学生にお話を伺いました。
ヘッドストレングス・
コンディショニングコーチ

湯浅 康弘

 さん

私は主に、アメリカンフットボール部や陸上部の選手のパフォーマンスに直結する体力的、筋力的要素の強化を専門にトレーニングを指導しています。短時間でより質の高いトレーニングを提供しつつも、時には選手の限界を見極めてトレーニング指導しています。

今回、新しく竣工したアスリートクラブハウスには、世界最大手のライフフィットネス社の最新の機材を揃えています。同社が公認した施設としては、世界2位の規模になり、国内のプロ野球選手やJリーガーが利用する施設よりも充実しているかもしれませんね。特に、16台あるマルチコンボラックという機材は、1台で全身の筋肉を鍛えることができますが、国内では立命館大学にしかありません。その他アイシングルーム、酸素カプセルをはじめ、大学スポーツとしては最高水準の機材を完備しています。学生がトレーニングするのにこれ以上の環境はないでしょう。

このような施設ができ、以前と比べて、選手たちのモチベーションが上がりました。しかし、選手たちにはこのような施設を利用できることを当たり前に思ってほしくはないですね。選手は、「選手として最高の環境でトレーニングできることに責任、モラル、感謝の気持ち」をもつ必要があります。だから私たちは、選手のやる気を引き出しつつ、現役の選手と次の世代の選手に、「このような環境で練習できることが当たり前ではないのだよ」と認識させ、精神面でも選手たちを指導していかなければならないと考えています。

ラグビー部
キャプテン

井上 智裕

 さん
(経営学部4回生)

夏合宿を終えて、新しくできたBKCグリーンフィールドを利用するようになりました。以前のグラウンドは土でしたが、現在使っているのは最高水準の人工芝のグラウンドなので、思い切り走ることができ、非常にプレーがしやすいです。

また、新しいアスリートハウスは、いつでも好きな時間に利用でき、さらにウェイトの機材が多く揃っているので、思う存分トレーニングができます。以前のジムでは夜9時以降に使えなかったり、順番待ちをすることもありましたが、今はその必要がないので、短時間で効率良くトレーニングができるようになりました。今年、ある関東のチームと対戦する機会があったのですが、試合を通じて体格差がかなりあることを実感しました。今後はこの新施設を十二分に活用して、その差を埋めていきたいですね。

9月4日の竣工式では大学関係者など、様々な方とお話する機会がありました。いろいろな方たちの支えがあり、すばらしい環境でラグビーができていることに感謝しています。全国制覇を目指して1つ1つ勝利を積み重ねていくことで、恩返しをしていきたいと思います。

アメリカンフットボール部
トレーナー

吉田 千晶

 さん
(経済学部4回生)

私たちトレーナーの仕事は、選手がケガをしないための体作りやケガをした後のトレーニング、リハビリのサポートが中心で、選手が最高の状態で試合に臨めるコンディデョンづくりを行います。ケガをしている選手にも、心を鬼にして時には厳しいことを言わなければなりませんが、ケガから復帰した選手が元気よく走っているのを見ると嬉しいですね。

トレーナーの立場からも、この新施設は非常に使いやすいです。以前はアイシングをするのにもバケツに水を溜めてケアしていましたが、新施設では浴槽つきのアイシングルームが常備されていたり、新しい備品で選手をケアすることができ、非常に充実しています。以前のジムを利用していたときから選手たちは元気よく、高いモチベーションを持ってトレーニングしていましたが、新施設になってからは、より一層選手たちの積極性も高まっていると思います。個人的にも最高のリハビリテーションを行って、全国制覇を目指す選手たちをサポートしていきたいですね。

取材・文萩原直也(経営学部3回生)