Q ニートとは何ですか。A ニート(Not in Education, Employment, or Training)は、本来イギリスで用いられた言葉であり、16歳から18歳までで、義務教育終了後、進学も仕事もしていない、職業訓練も受けていない 若者を指します。日本の場合は、「仕事をせず、失業者として求職活動もしていない非労働力のうち、15歳から34歳で卒業者かつ未婚で、通学や家事を行っ ていない者」(労働経済白書)とされていますが、非常に曖昧で数値化しにくい概念です。就業意欲をもっている失業者や専業主婦は除外されていることが日本 の特徴です。また、ニートのなかには、「ひきこもり」も含まれます。2004年厚生労働省が初めて行った集計では、52万人と推計されており、「かなりの 数にのぼる少数派(Significant minority)」(玄田有史・曲沼 美恵『ニート フリーターでもなく失業者でもなく』幻冬舎)となりつつあります。 Q ニートが増加している背景には
|
![]() |
||
斎藤 真緒 | ||
(2005年4月より立命館大学産業社会学部助教授に就任予
定)
衣笠総合研究機構 斎藤真緒先生 ポストドクトラルフェロー(人間科学研究所) |
|
|
専門分野/家族社会学
|
||
■主な著書・論文 | ||
●『子育てサークル共同のチカラ―京都の子育て ネットワーク当事者性と地域福祉の視点から』 (共編著、2003年、文理閣) ●『ケアをめぐるアポリア―「ケア」の理論的 系譜』 (単著、2003年、『人間科学研究』、 立命館大学人間科学研究所) ●『親性の「個人化」―家族の分析視角としての 「個人化」論の可能性』 (単著、2000年、『立命館産業社会論集』、 立命館大学産業社会学会) |
Copyright(c) Ritsumeikan univ. All rights reserved. |