2007年4月1日に、大学の設置について定めている「学校教育法」や「大学設置基準」が改正されたことに伴い、立命館大学においても教員組織のあり方が変更されました。

これまでの「助教授」を「准教授」と定め、「教授」に関してはそのまま「教授」としています。ですから、基本的にはこれまでの「助教授」はすべて「准教授」となります。

「教授」、「助教授」はもともと教育・研究を行う役職として位置づけられていましたが、「助教授」の呼称は「教授」を助けるというニュアンスがありました。「准教授」は新制度の中では、「教授」を助けるという意味合いよりも、独立した教育・研究者としての位置づけをより明確にする意味で呼称が変更されています。

また、これまで「助手」と呼ばれていた職種に関しても位置づけが改められました。将来の教授を目指す若手教員の大学教員としてのファーストステップとして、新たに「助教」が設けられています。「助教」は学生を教授し、教育研究に従事する役割を担う一方、新「助手」についてはその所属組織の教育研究の円滑実施に必要な業務(授業担当をしない)を行う者として位置づけられています。

「助教」については、必ず設置しなければならない職ではないのですが、大学院博士課程後期課程における若手研究者養成を積極的に進めるために行っている改革の基幹となる制度として立命館大学でも設置しました。このほかにも、若手研究者養成のため、国立大学レベルの学費設定をはじめとして様々なキャリア形成支援を行っています。

ちなみに立命館大学では「教授」が829名(客員教授等を含む)、「准教授」が193名(客員教授等を含む)、「助教」が9名おり、講師(専任)等を含めると、計1181名が在籍しています。

 

立命館大学の中で教員数の多い学部ランキング

1位: 理工学部 221人
2位: 文学部 117人
3位: 産業社会学部  94人

(数値は2007年4月1日現在のものです)

 

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