輝いています、ときの人 #114 第6回京都学生祭典実行委員会 広報部長  小嶋万太郎さん(法学部2回生)、総務部長 宮城ひとみさん(政策科学部3回生)
全ての人が一つとなって「一体感のある祭」を!
10月11日(土)、12日(日)に開催される第6回京都学生祭典。
今回の「輝いています、ときの人」では、その実行委員として多忙な日々を送っている広報部長の小嶋万太郎さん(法学部2回生)と総務部長の宮城ひとみさん(政策科学部3回生)のお二人にインタビュー。
実行委員としての活動や今年の京都学生祭典の魅力をうかがいました。
(2008年9月26日掲載)
Q

まず、京都学生祭典とはどういった催しか教えていただけますか?また、お二人が実行委員になられた経緯を教えてください。

宮城

京都市の人口147万人のうち学生が14万人を占める「学生のまち京都」、その魅力をもっと多くの人に伝えていきたいという想いの下で、2003年に平安神宮と岡崎一帯で第1回京都学生祭典を開催しました。その後、第4回では京都駅、第5回では新風館を新たな会場として加え、今年で第6回目を迎えます。来場者数も第1回時の10万人から昨年度の21万5500人と年々増えています。さらには毎年多くの学生がスタッフとして参加していて、昨年の第5回では1000名以上の学生がスタッフとして当日の運営に携わったんですよ。私が実行委員になったのは、1回生のときに、友人の影響で祭典当日だけ手伝いをする短期スタッフとして関わった事がきっかけです。翌年、正式に実行委員として加わり、それ以来総務部で活動しています。

小嶋

京都学生祭典の特徴は、一から百まで学生が立案、実行し作っていく祭りだということです。企画運営から広報活動、当日の警備など祭典に向けて様々な大学の学生が協力して活動しています。実行委員も、企画運営部、広報部、営業部、おどり普及部、警備部、総務部、みこしプロジェクトの7つの部署で構成されており、様々な要素が加わり1つの祭りが作られているんです。私は昨年、友人の紹介で実行委員に加わり、現在は広報部で活動しています。

 

 

 

Q

京都学生祭典は学生が作り上げている祭りなんですね。ではその実行委員会でのお二人の活動内容や、その活動を通じて感じたこと、魅力や苦労などを教えて下さい。

小嶋

私の所属している広報部は、京都にある企業や団体様などを回って広告物の掲載依頼をしたり、街頭でのチラシ配付、民家や商店街にお願いに回ってポスターを貼っていただく活動をしています。その他ウェブサイト制作からパンフレットなどの広報物制作、各種メディアへの記事掲載依頼など活動は多岐にわたります。自分達が努力すればするほど、成果がはっきりと目に見えるので、苦労は消えていってしまいますね(笑)。

 

例えば、タクシーのリアウインドウ(後ろの窓)に京都学生祭典のステッカーを貼っていただくようにお願いしているのですが、街を歩いてみても貼っていただいているステッカーの枚数が去年より確実に増えており、自分達が頑張って直接交渉した成果だと感じることができます。ステッカーを貼っていただいているタクシーを見ると、ついつい嬉しくなってしまいますね。また、先日商店街を歩いているときにお店の方から「ポスター貼っといたよ!頑張ってね!」と声を掛けていただいた事も、とても嬉しかったです。

宮城

総務部の仕事は、書類や名刺を作成したり備品をそろえたり、スタッフ希望の方に対し説明会を開いたり、と多岐に渡るのですが、一言で言うならば「縁の下の力持ち」ですね。

 

部長となった現在は担当していませんが、説明会で自分の説明を聞いた方が実行委員に入ってきてくれるのが嬉しかったですね。しかし、同時に難しさもあります。限られた時間内に実行委員会にある7部署全ての説明を偏りなくするのは大変で、他部署の実行委員から説明が不十分と指摘されたりもしました。それをふまえて、手短に正確に実行委員会のことを伝えられるよう修正し、伝えるのが大変でした。今までに、私の説明を聞いて実行委員会に入ってくださった方は100人以上にのぼります。多くの方の実行委員会に入るきっかけを作れたことは嬉しいですね。

 
Q

では最後に、今年の学生祭典の見どころや、今後の目標を教えてください。

宮城

全てと言いたいところですが、そうですね…これまでの学生祭典は、岡崎一帯や京都駅、新風館を中心に開催してきたんですが、今年は祭典史上初めて京都市勧業館(みやこめっせ)を利用させていただける事になりました。このみやこめっせでは、「~来て見て体験!~みやこコレクション」という企画を開催します。これは、「学校」というテーマのもと、歴史・社会・科学・芸術の4つのゾーンで分け、様々な種類の学問を活かした企画を行い、誰もが楽しみながら学べるブースを展開していきます。これは今年初の試みなので、ぜひみなさんにも体験して欲しいですね。

小嶋

今年の祭典のコンセプトは「祭でつなげ!~ひと・地域・未来の架け橋~」。もしかしたら京都学生祭典を「学生の身内的な祭り」という風に捉えている方もいるかもしれませんが、そうではなく子どもからお年寄りまで、京都だけではなく全国からも色々な人が楽しめる「人と人がつながる」祭にするつもりです。10月11日、12日に、ぜひ京都学生祭典に足を運んでください。

 

また、立命館大学の学生のみなさんや、京都にある大学のみなさんには是非作る側としての京都学生祭典も体験して欲しいです。学生が作るお祭りだからこそ味わえる醍醐味があると思います。特に今年度は会場数も増えたことから、まだまだ当日のスタッフ数が足りません。当日のみ参加する短期ボランティアスタッフからでもいいので、ぜひチャレンジして欲しいですね。

Link 第6回京都学生祭典ホームページ
Link 短期スタッフ・新実行委員募集 ページ
取材・文/大倉悠介(産業社会学部3回生)
RS Webアンケート実施中