Q |
インターンシップがこの企画に関わるきっかけだったんですね。お二人はこのインターンシップを通じて、どのような成長をされましたか? |
下岡 |
2週間のインターンシップで、自分の意思を自分の言葉で伝えている若旦那さんの姿勢を見て、自分を表現することの大切さを学びました。また、音楽を制作する現場を見させて頂き、1つのメッセージや気持ちを伝えるとき、その裏側にはたくさんの人のパワーがあることを知りました。そして、様々なアーティストの方と関わる中で、自然体がベストな状態であるためには、日頃から想像もつかないような努力が必要で、この業界で生き残るには本気で自分と向き合い、自分に負けないことが求められることを感じました。 |
古北 |
私はこのインターンシップを通じて、多くの出会いを経験しました。そして、人とコミュニケーションをとることの大切さを知りました。また、音楽の素晴らしさを再確認するとともに、言葉の力を知りました。そして、この2週間で受け取った若旦那さんのメッセージを立命館大学の学生にも伝えたいと思い、今年の学園祭で若旦那さんに講義をしていただくことをお願いしました。企画書提出の締め切り間近での提案だったので、準備がとても大変でした。BKC、衣笠の両キャンパスでの企画実施と、大きな会場を借りられることが決まった時、嬉しさとともに、不安も感じました。その後は看板制作や情報宣伝、広告制作など、多くの有志スタッフに支えてもらいながら、当日に向けて準備を進めました。 |
Q |
両キャンパスで、学生に向けてどのようなメッセージを伝えられたのですか? また、講演の際に工夫されたことなども教えてください。 |
下岡 |
11月9日は、BKCでの講義でした。他大学で行われた若旦那さんの講義を見ていたので、どのような形になるのか、ある程度想像は出来ていました。しかし、自分の大学でどのような反応をしてもらえるのかが不安でした。収容人数900名のプリズムホールでの開催でしたが、学園祭の盛り上がり時間と重なっていたこともあり、多くの集客を得ることが出来ました。しかし学園祭の雰囲気の中で、難病の子どもたちを取り上げる私たちの企画をなかなか受け入れてもらえず、途中退室も目立ちました。また、若者に大人気の湘南乃風のメンバーが来校しているということもあり、若旦那さんを見ることが目当てだった学生も多かったんです。他大学の講義の雰囲気とは違い、講義の空気作りがうまく出来なかったところが大きな反省点でした。しかし、そのような中でも観客の学生たちの反応を見て、若旦那さんのメッセージが伝わったと感じることもできました。 |
古北 |
BKCの講演から1週間後の衣笠の学園祭でも講義を実施しました。前回のBKCでの反省点を生かし、スタッフ全員で若旦那さんに気持良く講義をしてもらえるような雰囲気づくりを徹底しました。学園祭開始と同時に講義が始まったこともあり、BKCのような混乱もなかったように思います。2時間の長時間の講義でありながらも、若旦那さんと学生との距離もとても近く、彼の発信する一つひとつのメッセージを集中して聴くことが出来る雰囲気がありました。若旦那さんは講義内で私たちに「自分の心に出来た芽を枯れないように丁寧に育てる」ということを、人生の先輩としてゆっくり話して下さいました。就職活動や今後の生き方で悩んでいる人、さまざまな人にとってとても貴重な時間になったと思います。 |