本番を前にして、緊張と不安な日々が続いていましたが、腰輿(およよ)に乗り込む時には覚悟をきめました。といっても、実際に腰輿に乗って少し高い位置から見渡すと、前にも後ろにも王朝装束をまとった方々が列をなし、沿道にも観光客の方をはじめ、多くの方々が見えました。その光景をみて、「『斎王代』を務める」ということの責任を改めて感じました。当日を迎えるまでは、プレッシャーや緊張などネガティブな感情のほうが強かったですが、当日、腰輿の上から本当に多くの参加者や観客を見て感動し、プレッシャーが吹き飛びました。保育園や幼稚園の子どもたちや、外国人の方々もたくさん来ていて、京都の伝統行事に携わっている責任を感じ、気が引き締まりました。
また今回、たくさんのボランティアの方々の協力によってこのようなお祭りが支えられているという事を知りました。 |