普段は、西京極アクアリーナや伏見港公園プールで救助に必要な泳ぎ方の練習をしたり、陸トレといって、軽く筋トレをしたりしています。それから、専用の人形を使って、心肺蘇生法の訓練をすることもあります。週末になると、和歌山の海へ行って、海や救助機材を使ってトレーニングを行っています。
7月になると本格的にシーズンに入りますが、僕らは毎年、和歌山県の片男波海水浴場、白浜海水浴場、三重県の阿児の松原海水浴場の3ヶ所で監視活動を行なっています。海の日から8月31日までは、クラブでそれぞれの海岸の近くに宿舎を借りて、みんなで共同生活をするんです。これはすごく楽しいです。じゃんけんで負けた人がご飯を作ったり、掃除や洗濯もみんなでするので、自然と仲良くなりますね。
監視活動以外にも、ジュニアプログラムを開催して子どもたちに「自分の命は自分で守ろう、人の命はみんなで守ろう」と教えます。
9月にはライフセービングの大会が始まります。学生ライフセービング大会には毎年参加しています。ただ、僕たちは、競技で得たものが、海水浴場での活動に結びつくかを大切にしているので、競技の結果ではなく、ひと夏の活動結果を大切にしています。 |