初めは活動資金も知恵も全然無かったんです。1500m2の手つかずの土地をスコップを使って2人の力だけで耕そうと思っていたくらいですから。
試行錯誤の連続で、色々な種を撒いてみましたが、最終的に雨水だけでも育つような、あまり手のかからない植物(コスモスなど)を中心に育てていこうということになりました。
2008年の12月に東京で行われた全国大学生環境活動コンテストにて入賞することができ、そこで出会った他大学の学生たちと交流することで、自分たちの活動の問題点や取り組みの独自性などを再確認することが出来ました。また、立命館大学のベンチャービジネスコンテストなどにも参加し、社会起業家を目指していく中で起業家奨励の制度を活用し耕運機を購入しました。これまで1カ月かかっていたところが1日数時間で何倍もの敷地を耕せるようになり、活動能率がグンとあがりましたね。
だんだん庭らしくなってくると、周りを散歩していた方から「家で余った種を使って!」と種をいただいたり、子供たちと作業したり、自然と地域の方との交流も生まれてきました。 |