クリスマスカップは毎年、埼玉県で開かれ、珠算の大会の中でも一同に開催される大会の中では参加人数が一番多く、規模も最大のものです。僕たち珠算部はこのクリスマスカップでの優勝を目標の一つにして、3回生5人、1回生4人の計9人で日々練習に打ち込んできました。
競技では予選を通過した約500人がそれぞれの部門に分かれて、各種目3分間で乗算、除算、見取算(※1)をどれだけ正確に速く解けるかを競います。今回のクリスマスカップではそろばんの大会でありながら上位を争う選手はみんな暗算で計算を行いました。例えば、乗算の問題だと最高で6桁×5桁の問題などが出ますが、僕の場合、1問あたり、6桁×5桁は約6~7秒、4桁×4桁なら3~4秒ほどで、得意な3桁×3桁であれば2秒ほどで問題を解きます。まさに秒単位の争いですね。3分間でできるだけ多くの問題を解かなければならないので集中力が勝利の鍵といえます。
また、団体の部ではチーム3人での合計得点を競うので、個人の成績も重要になってきます。代表として、メンバーの足を引っ張るわけにはいかないという思いもあり、プレッシャーもありましたね。
前回5位だったので、今回は何としても優勝したいと思い試合に臨みましたが、毎日の努力が実って念願だったクリスマスカップでの優勝ができたので本当に嬉しかったです。
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