教師を目指す

Point 全学部(薬学部を除く)で教職課程を履修できる
Point 副専攻「教育学コース」や学校インターンシップにも参加可能
Point 教職支援センターが教員採用試験をバックアップ
Student's Voice

「国語教師になりたい」
一途な気持ちで学生生活をデザイン

植村一敏 さん(文学部4回生)
(2008年4月1日掲載)

「この先生あったかいな~」そう思われる先生になりたいと思い教職免許取得に向け日々勉強をしています。

中学生の時、一人の国語の先生との出会いがありました。それまでは、国語という科目に対して全く興味がなく、受験勉強の一つとしてのみ考えていましたが、その先生は、詩を朗読する際には身振り手振りをつけるなど、『国語』という教科を体で表現してくれました。「国語とは、こんなに楽しいものなのか」と、衝撃を受けたことを覚えています。

また、私は中学から野球部に所属していますが、部活動の辛い練習を乗り越え、勝利を手にしたときの達成感や感動を教師としての立場からも感じていきたいと思い、教師の道を志すこととなりました。

私は、教員免許を取得したい、総合的な学力も身につけたい、という両方の思いから、教育大学ではなく立命館大学への進学を決めました。

1回生の後期には、文学部イノベーションプログラムに参加し、国語科教員としての指導演習を徹底して学びました。そこでは励ましあえる仲間、目標となる教員との出会いがあり、教職課程のみでは補えないものを習得できました。教師になるとすぐに、壇上に立つことに不安を抱えていた私にとって、教育情勢実態を知る講義や模擬授業合宿、外部講師との関りは非常に心強いものです。

正課授業と教職課程の勉強、さらに体育会軟式野球部での活動の3つをきちんとこなすために、「きりかえ」と「自律」を常に心掛けていました。勉強と部活動とのきりかえ、中学生や高校生とは違う大学生としての自覚をもって、生活スタイルを自ら律してきました。時間は限られているため、授業中は講義に集中し、部活動ではチーム一丸となって勝利を目指しとことん練習に励みました。ハードな日々でしたが、教職を目指すことに一度も辞めたい、逃げたいと思ったことはありません。

将来自分が教師になった際には、様々な学生を担当することだと思います。軽度発達障害学生の担任となったとき、自分にはそのような知識やスキル、理解があるのか不安でした。そこで、3回生の夏に学校インターンシップに参加し、育成学級の補助を1ヶ月以上経験しました。そこでは、体育大会や合唱などを通して、教師としての立場以上に人として何をすべきかを学べたと思います。

情熱をもって生徒と接し、頼りにされる教師になりたいと思います。教職センターは、自分が迷ったり悩んだ際には、すぐに相談にのってもらえるスタッフが居るので、非常に心強く、支えとなっています。

大学生活はあっという間です。何もしていないといざ就職という時に「自分は何をしていたのか…」という事態になりかねません。

資格取得でもボランティアでも、部活やサークルでもなんでもいいと思います。自分が少しでも興味のあることには、チャレンジしてほしいと思います。学校の勉強以上に自分を広げることができる世界が大学にはあります。自らがデザインできる4年間が大学生活であると考えています。


RS Webアンケート実施中