ボランティアをする

Point 社会の一員としての責任感や積極性、協調性を身につける
Point 環境、国際、福祉など様々な分野でボランティア活動を実施
Point 何でも相談できる専門のコーディネーターがサポート
Student's Voice

ボランティア活動を通じて見つけた、
将来への夢

中西楓多 さん(文学部3回生)
(2008年4月1日掲載)

1回生の時、「地域参加活動」と「多文化社会」に関する講義を受講し、自分も社会のために何かしたいと漠然と感じていました。私と同世代の学生が出版している世界のNGO・NPOでの活動体験記や、ギャップイヤー制度(※)を利用した活動体験に刺激を受け、自分の足で様々な世界を見てみようと思い、ボランティア活動に参加しました。

大学での学びも実際に地域のボランティアに参加することで、より深く理解できると考えました。

ボランティアセンターでの初めての活動は、子どもたちのまちづくり体験を支援することでした。このプログラムでは、子どもたちが仕事をし、受け取ったお給料で買い物をして、自分たちの一連の行動が最終的にはまちづくりにつながるということを体験します。ボランティアスタッフは、子どもたちの豊かなアイディアを引き出す手伝いなどをしました。スタッフは裏方であるわけですが、ここでは子どもだけでなく、ボランティアスタッフも自主的に参画する重要性を学びました。

2回生時には「ボランティアコーディネーター養成講座」を受講し、ボランティア団体へのインターンシップにも参加しました。そこで出会ったのが、「問題が起こっても、人を責めずに仕組みを責めなさい」という言葉でした。もし、力を発揮できない人がいても、環境などを変えることで、その人の力が引き出せるという考えから、私に「可能性を信じる」という視点が備わりました。

私は今、教師を目指しています。入学時はぼんやりと教員を志望していましたが、実際には教育現場に就く自信がありませんでした。しかし、ボランティア活動を経験していく中で、教員になりたいという気持ちが強くなり、モチベーションが高まっています。「可能性を信じる」ことは、教員にとって重要な課題。子どもたちの限りない力を引き出せる教員を目指し、正課授業とボランティア活動、教職課程の勉強に励みたいと思います。

新入生の皆さん、身体を動かしながら、是非「自分のしたいこと」を見つけてください。

※ギャップイヤー
大学入学が決まっている学生が、社会的な見聞を広めるために一定期間入学を遅らせること。イギリスで 1990 年代から普及した制度で、利用する学生はこの間を旅行やボランティア、職業体験などで過ごす。


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