留学をする

Point 目的や語学レベル、期間などで選べる多彩なプログラムを活用
Point 年間およそ1,500人の学生が海外で学ぶ(2008年度実績)
Point 26カ国・地域、117校・機関から留学先を選択できる
Student's Voice

“やるしかない環境"で
語学力がアップ

黒井直哉 さん(経済学部4回生)
立命館・ワシントン大学「環境と人間」プログラム 参加
(2008年5月7日掲載)

「大学在学中に、一度は留学をしたい」という思いをずっと持っていました。3回生になるときに「環境と人間プログラム」という新しい正課プログラムが創設されたことを知りました。これは3回生の9月から12月の3ヶ月間、ワシントン大学に留学するもので、就職活動にも影響しなかったことから迷わず参加を決めました。留学前の準備は、交通機関の利用の仕方や気候、ホスピタル施設等の利用方法など、むこうでの生活に必要な知識を仕入れることがメインでした。私のほかに24人の参加者がいました。

ワシントン大学では、午前中に専門分野の講義があり、午後からは語学の講義が徹底して行われました。留学当初の9月にはTOEIC685点だったスコアを11月時点で750点に、帰国後の1月には840点を伸ばすことができ、語学力の成長を実感しました。3ヶ月間という短期留学でしたが、現地で生活をしていたことでリスニングに自信がつき、意識しなくても英語を聞き取れる力を身につけることもできました。

留学中最も苦労したことは、授業がディスカッションやプレゼンテーション中心に進められるため、予習は当然で、積極的に講義への参加が求められることでした。語学のレベルに関らず、他の国からの留学生はかなり積極的で私も気持ちで負けてはいけないと大きな刺激を受けました。

日常生活の中で母音や子音、イントネーションの違いなどで、現地の人へ自分の意思が伝わらないという場面がしばしばありました。その克服のために、CP(Conversation Partner)という、ワシントン大学の学生や院生が組織した、お互いの母国語を教えあう制度を活用するなど自分なりに積極的に行動しました。

留学中の支えは、一緒に渡米した24名の仲間でした。同じ日本人の仲間がいるということは留学経験が初めての私にとって心強いものでした。留学先で日常的に日本語を使うことは良くないと考える人もいるかもしれませんが、本当に苦しいときに、日本人の友人は大きな支えになります。

留学を通して、語学力の向上以上に習得したものが沢山あります。積極性やプレゼンテーションの能力、またグループワーク中心の講義では周囲を見ながら自分の役割を見出す力をつけることができたと思います。将来は海外での営業など、国際的な仕事を手がけたいと思います。今後はTOEFL®やTOEIC® のスコアだけにこだわるのではなく、外国の文化や気質などを理解するように努め、ビジネスの面においても英語を使いこなせるようになりたいと考えています。自分の関心に合わせ留学できるのは、大学生のうちだけです。海外に興味があるなしに関らず、視野が広がるのは間違いありません。みなさんもぜひ留学にチャレンジしてみてください。


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