インターンシップをする

Point 学部の学びを実社会で確かめられる
Point 充実した経験にするための事前事後研修で学びを深める
Point 単位認定されるプログラムもあり
Student's Voice

インターンシップを通じて環境を考える

今井瑞希 さん(経済学部4回生)
環境省エコインターンシップ(積水化学工業株式会社)に参加
(2009年4月1日掲載)

私はもともと環境・デザインインスティテュートに所属していましたが、これまで環境に対し、あまり興味を持っていたわけではありませんでした。しかし、2回生後期に経験したアメリカ留学(立命・ワシントン大学「環境と人間」プログラム)でアメリカの環境政策を学び、その面白さから、環境に興味を持つようになりました。留学後の3回生前期、大学院に進学しようか迷いましたが、今のうちに社会を知る必要性を感じ、それを身をもって体験できるインターンシップへの参加を決めました。数あるインターンシップの中でも自分が興味を持っていた「環境に関するもの」として、環境省エコインターンシップを選び、受入企業10社の中から積水化学工業株式会社のインターンシップに参加しました。

東京での3週間に及ぶインターンシップ期間中、前半は社員の方による環境についての講義が中心でした。自分にとって興味があることですし、大学の講義と企業から見た環境の視点による考えはまた違い、とても面白いものでした。また、講義以外にも工場見学や積水化学工業が開いている自然教室にも参加し、企業の環境に対する考え方や地域への還元活動を、身をもって体感しましたね。後半は、私と同じエコインターンシップのインターン生や積水化学へ独自に応募したインターン生と協力し、グループワークをして、企画・立案をしました。

このグループワークで、私はあまり積極的に発言することができず、落ち込む時もありました。そんな時に社員の方から「発言が全てではなく、客観的に見ることも必要なので自分のできる範囲ですれば良い」と言っていただき、それ以降は自分のやるべきことが見えてきたように思います。また、このグループワークを機に、自分で問題を発見し、解決しようとする積極的な考えへと変わっていきました。インターンシップの参加者は、他大学から来ている方ばかりでしたが、それぞれ違った考えを持つ者同士が集まり、全員が環境に対して高い意識を持っているので、刺激になりました。環境に少しでも興味のある人にとって、環境省エコインターンシップは有意義なものだと思います。

私自身、この経験を通して、企業が営業の利益を追求しながら、それと同時に環境保全に大変苦労していることが理解できました。今まで私は、企業が環境についてアピールしていることに対し、懐疑的な目で見ている部分もありましたが、今回のインターンシップを通して、それは間違いだと気付かされ企業へのイメージも大きく変わりました。

また、私が配属された部署の社員の方々が自分の仕事に誇りを持ち、楽しんで働いておられるのを見て、私も社員のみなさんのように環境について考えながら働きたいという目標を見つけることができました。

取材・文/木幡達也(経済学部3回生)

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