実は2回生まで公務員志望だったのですが、昔から高速道路事業に興味があり、インターンシップ先を決める時に、旧国営の西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)へ応募しました。民間経営になったばかりの、この会社で、「公営と民間」の雰囲気を体験してみたいと考えたんです。
今年はインターンシップの募集が行われていなかったのですが、「どうしても仕事の様子が知りたい!実際に現場を見てみたい!」と思い、直接、人事の方に電話でインターンシップをさせて頂けるようお願いしました。それが認められ、最終的に許可をいただく事ができた時は本当に嬉しかったですね。
インターンシップは夏季休暇中に5日間。初日は国土交通省との会議の様子を見学したり、土木関係に興味があるので、高速道路の補修作業を見学しました。高速道路株式会社(NEXCO)は作業監督のように、現場を取り仕切り、指揮する立場なので、インターンシップ全体を通して工事計画の様子も教えてもらいました。自分がやりたいことが明確になり、会社側からも自分にあったプログラムを用意していただき、非常に手厚く指導していただきました。
しかし社員の方々と話す中で、自分の知らない専門用語がたくさんあり、理解するのが非常に難しく、大変でした。そのことから自分はまだまだ無知だと気づかされました。そのおかげで、現在、道路関係の現場ではどのような知識が必要なのかを知ることが出来ましたし、もっと勉強して専門的な知識を蓄えなければならないという強い決意も生まれました。
5日間の体験でしたが、インターンシップを経験した後は、まず大学の正課授業に対する姿勢が大きく変わりました。インターンシップを体験してからは、勉強の大切さを痛感し、講義に以前よりも真剣に耳を傾けるようにもなりました。その結果、視野が広がりましたし、実体験と講義の内容がリンクしているのを実感することが多々あり、より講義の内容を深められることが出来ていると思います。また3回の後期から、ちょうど道路関係の講義がはじまり、4回からは研究も始まるので、インターンシップを良い土台として利用できるように努めたいです。
いずれは「全体を見て指揮する立場に立ちたい」と思っているので、強い責任感を持った社会人を目指していきたいですね。まずは実際の工事現場(民間)を知ることが第一であり、現場を大切にした計画・指揮を行っていかなくてはいけないと思います。その点でNEXCOという会社は現場にも近く、国からの指示も直接聞けるような立場なので、公と民の架け橋となれる魅力的な会社だと感じています。
「自分の行きたい会社はこれだ!」と選択肢を絞めてしまうと、視野が狭まり、業界全体のことが見渡せないと思います。そういう点では、インターンシップは、その会社に関係する他の会社とも関われるので、視野が広がると思いますね。将来、自分にとって「刺激がある」会社に就職するには、インターンシップは非常に有効な手段であると思います。
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