学部時代は、国際関係学部に所属していました。ゼミでは、環境経営について取り上げ、そこでの興味が、私を大学院へ進学させるきっかけになりました。この環境経営という観点から、地球環境問題についての企業対応を幅広く勉強していたのですが、その過程で日本企業の環境技術動向を知り、国際社会における日本の技術の素晴らしさに気付きました。それは、国際関係学部で、国際的な視野で企業経営と技術の役割を学んだことでより明確に見えたことだと感じています。その気づきから、私は「日本の技術を活かす人材になりたい」と思うようになりました。
「日本の技術を活かす人材」を目指すにあたり、大学院進学か、就職か悩んだ時期もありましたが、入学時に決めた「何かを極めたい」という目標もあり、立命館大学のMOT大学院テクノロジー・マネジメント研究科に進学することにしました。
テクノロジー・マネジメント研究科では、経営理論やケースなどの座学だけでなくインターンシップなどの実践的な場を通じて技術経営について学んでいます。技術経営は、技術と市場をつなげることを考える学問領域です。わたしは、現在テクノロジー・マネジメント研究科でプラクティカムと呼ばれる長期インターンシップを通じ、実践的な学びを行っています。企業の課題を解決するため、私たち学生が調査をし、プラクティカム終了時には、調査結果をプレゼンテーションします。実践的な研修には、もちろんプロ意識が必要とされます。だからこそ、やりがいがありますね。この実践的な学びがテクノロジー・マネジメント研究科の一番の魅力だと感じています。
ゼミでは、ブラストマシンについて研究しています。ブラストマシンとは、金属の表面処理加工をする機械のことです。ブラストマシンの現状の課題や解決策、今後の将来展望について調べています。またテクノロジー・マネジメント研究科には、学部時代の学びとは違う分野での研究をしたい人が多く集まっていて、高い目標を持った仲間たちに出会えました。幅広い領域をカバーする先生方がそろっているので、各自、自由なテーマで幅広い学びが実践できます。向上心とやる気さえあれば、なんでも学べる、それもテクノロジー・マネジメント研究科の魅力です。
国際関係学部での幅広い学びを通じ、私は日本の技術の重要性と価値を知りました。
そして、テクノロジー・マネジメント研究科で、その技術を経営に活かすことを学んでいます。将来は技術をビジネスに活かすことが出来る人材になりたいと思います。技術を用いて、世の中を便利にし、社会貢献したいです。そのために、海外での技術戦略も在学中に研究し、より幅広い知識を身につけたいと考えています。
|