私は小学生から野球に明け暮れる毎日を過ごしていました。しかし中学生の時、怪我をしてしまい、野球を続けることを断念しました。とても大好きだった野球が失われ、挫折していた時、私を救ってくれたのは、もうひとつの特技である太鼓でした。このとき、私は、夢を持ち続けることで、自分の可能性は広がっていくと感じました。この体験を通じ、感じたことを、いろんな問題に向き合い始める中学生に伝えたい。彼らに、夢を与えたいと思うようになり、教師を目指すようになりました。
そこで教職支援センターなど教員養成のサポート体制が手厚く、また教育大学とは違った視点から学べる総合大学で、教師を目指したいと思い、立命館大学へ入学しました。教職支援センターのサポートは、立命館大学独自のものであり、私も活用しています。ここでは、学習指導要領添削や面接対策など、教員採用試験に向けた講座やイベントなども開催しています。また、現場を知る先生方が教職に関する様々な相談に親身に答えてくださり、1人ひとりのサポートをきめ細かにしてくれています。教員になることに不安を持つ私たち学生にとって、先生方のアドバイスはとても心強いものです。
また、教職支援センターでは同じ教員になることを夢に持つ仲間たちに出会えました。彼らと共に勉強することで、お互い刺激し合うことが出来ています。このように、教職支援センターでの学びを通じ、先生方、同じ夢を持つ仲間に支えられ、励ましあうことで、様々な人との繋がりが大切な教師に必要な人間力も高められると感じています。
私は、教職支援センターの学び以外にも、教職課程自主ゼミ「オードリー」に参加しています。オードリーでは、ゼミ内で教育のことを討論したり、仲間と試験に向けた勉強をしています。教員採用試験を終えた4回生の先輩方に、試験に向けた勉強方法などのアドバイスをもらえたり、教職支援センター同様に、分からないところはすぐ聞けることで、試験に向けた不安を和らげてもらっています。
1人で勉強するのではなく、仲間と共に学び、刺激しあえることで、自分自身を見直せています。人とのつながりの中に見える自分から、自分の良し悪しを改めて知り、自分の個性を考えられる環境ですね。将来、教え子たちにも、人とのつながりの中から、自分の個性を見つけ出せるようになってもらいたいです。学業、太鼓、教職支援センターでの学び、自主ゼミのオードリー、どれも私にとっては大切なものです。教員採用試験の倍率などからときには「先生になれるのか」と不安になることもありますが、「教師になりたい」という夢を心に持ち続け頑張っています。人とのつながりの大切さ、そして夢を持つことで頑張れることを自分自身の経験から生徒に伝えられる教師になりたいと思います。
|