大学に入学し、英語の能力を上げたい考え、1回生の春休みと2回生の夏休みに言語習得センター(CLA)が開講しているTOEIC講座を受講していました。その講座で知り合った友達に留学経験者が多く、話を聞いているうちに自分も留学に行きたいと思うようになり、留学することを決めました。そして自分のレベルにあったプログラムを探し、春期休暇中の4週間で留学できる、立命館・ボストン大学「英語研修」プログラムを選びました。
現地では、午前中はリーディング・ライティング・リスニングなどの普段大学で受けている語学に似た授業を中心に受講します。しかし、これら以外にも映画鑑賞やフィールドトリップなど普段は体験できない授業もありました。
午後からは、自分の興味のあるテーマに沿った選択授業を受講しました。私は、アメリカの文化や歴史、政治についての授業を選択しました。授業を受けて感じたことは、アメリカの大学の授業は日本の大学の授業と違って、学生主体で行われるということです。日本での授業は主に決められたテーマに沿って進められていますが、アメリカでは先生が生徒の意向に合わせて授業を行うというものでした。先生も学生に対して熱心で、私達の話す英語が聞き取れなくても、いつも何とか理解しようと努力していてくれて、私自身も楽しんで勉強することができました。
授業以外の面でも、外国での生活ということもあり、とても新鮮な気持ちで毎日を送っていました。しかし、外国ということもあって、苦労したこともありました。それは自分の英語が相手に通じないために起こった苦労でした。例えば、バスの運転手さんに道を聞いて自分の行きたいところになかなか行けなかったこともありました。それでも、こんなことを何回も経験するうちに分かってきたのは、文章で伝えようとしなくても、ジェスチャーや自分の知っている単語を駆使してなんとか相手に伝えようとする意思が大事だということです。この経験を機に、何事にも恐れずにチャレンジする精神が身に付きました。また、海外に出てみて、他国に比べて日本は治安やマナーが良いことが分かり、日本の良さを見直す良い機会にもなりました。
今後は、TOEIC講座や留学で学んだことを就職活動で活かしていきたいと思っています。1ヶ月間留学したことによって、自分の英語の力が劇的に伸びたとは感じませんが、帰国してからこれからも英語の勉強を続けていきたいと思うようになりました。留学は日本で得た知識を実践する場だと思います。留学を通して得るものは語学力だけではなく、他にも色々とあると思うので、時間のある大学生のうちに一度は留学されることをお勧めします。
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