もともとフランスに興味があったことや、西洋史を学ぶ上で史料を読むためにも必要だと思い、1回生の時は第2外国語でフランス語を学んでいました。しかし、2回生になると教職課程や学芸員課程を受講していた関係で時間がなくなり、フランス語から離れてしまいました。しかし3回生になると、ゼミが始まり15・16世紀のフランス中世、特に「百年戦争」で活躍したジャンヌ・ダルクへの関心が強くなったことに加え、趣味といえるくらいフランス語を話せるようになりたいと思うようになり、再びフランス語への熱が高まってきました。そこで、自分がどれくらいフランス語ができるのか、実力の判断基準として、フランス語検定を受けてみようと思ったんです。
始めは自力で勉強しようしたものの、授業やアルバイトをいくつかかけ持ちしていたため、時間がうまく使えませんでした。そこで、1回生時の語学の授業で聞き、在学生のページから見つけたCLAのフランス語検定対策講座受けることにしたんです。
3回生の春には3級の対策講座を受講。この講座は週2回の授業で学生数は10人程度でした。準2級に関しては後期から受講し始め、講座は8人程度と少人数のものでした。講座には1回生時の第2外国語の授業に比べ、フランスに興味を持つ人、フランス語のレベルが高い人ばかりでした。講座の内容も試験対策ということもあり、緊張感と刺激のある授業でした。3級を取得したのち、準2級の一次試験を通過し、二次の面接対策講座も受講しました。結果がついてくることが、次に進む力になっていると感じています。そして、この講座を通じて語学が楽しくなりましたね。
CLA講座を受けてみて良かったことは、まず自分と同様にフランスに興味を持つ人が集まり、お互い刺激しあえたことです。そして試験問題の回答のコツや過去問題など検定に関する情報も得られました。さらに、先生がていねいに解説してくださったのでその場で分からないところを解決できる点も良かったです。また定期的にフランス語に触れる機会を作ることで、自分のペースで勉強に取り組むことができました。
将来はヨーロッパに関わる仕事に就きたいです。残りの学生生活は、フランス語の勉強を継続し、フランス語で書かれた本も読んでみたいと思います。さらに、歴史で学んだ土地、特にジャンヌ・ダルクの研究で知ったオルレアンやカレーなどの土地、さらには美術館などを訪れ「歴史」を間近で感じたいです。順々に段階をふんで勉強を続け、20代の間にフランス語検定の1級を目指したいです。もちろん英語や新たに他の言語にもチャレンジしていきたいとも思っています。
留学や語学に興味のある人は早いうちに、そして継続して学んでいってほしいです。留学に行かなくても、日本できることやその他の学びの機会はたくさんあります。大学で、自分にあった学び方を見つけ、頑張って欲しいと思います。
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