みなさんは、BKC内に『インキュベータ』という施設があることを知っていますか?
『このインキュベータという施設は、滋賀県・草津市・中小機構、立命館大学が協力をして運営をしている施設です。インキュベータとは、日本語で孵化器という意味で、「ビジネスの卵を孵化させるためのサポート施設」という想いが込められています。ここでは、様々な入居企業と大学の研究室が共同し、技術開発を進めています。またインキュベータでは、学生をインターンシップ生として受け入れており、インターンシップ生はインキュベータ内の仕事を通じて、企業と関わる機会を得ています。現在、5名のインターン生が活動中です。このインキュベータ施設でのインターン活動は日本全国でも2ヶ所でしかおこなわれていないんですよ!業務内容は、電話対応等の基本業務から、企業の展示会の補助や市場調査をはじめ、企業のプロジェクトの方向性について学生の視点で考え、提案するなど多岐にわたります。簿記を得意とする学生が会計業務に携わり活躍したりと、個人の能力を生かして、企業をサポートすることもあります。現在、インターンシップ生が取り組んでいる大きな仕事は、彼らの発案から始まった「入居企業冊子」の作成です。実際に入居している企業を訪問して、アンケートを取り、冊子の構成を考えています。企業の方とアポイントをとるのすらも大変な作業なのですが、学生たちはこまめに足を運んで、データ収集をしています。また、インキュベータの入り口にある黒板も、毎日、彼らが手書きで書いています。ときには、入居している企業や職員の方から、「今日の黒板の内容、面白かったよ!」って言われる事もあるんですよ。また、企業活動全般にかかわることで就職活動にも効果があるようです。
インターンシップの他にも、インキュベータでは起業に興味のある学生のみなさんを支援する「起業家育成活動」も行なっています。ここには、インキュベーション・マネージャーと呼ばれる起業したい学生へアドバイスできる専門スタッフがいますし、周りには生きたビジネスの場があるので「アイデアはあるのだけれど、次に何をしたらいいのか分からない」という学生のみなさんを後押しできる環境が整っています。これまでにも、インターン生と企業が考えたネーミングが新商品に採用されたこともありますし、IT・携帯広告などの企画を考えて持ち込んできた、やる気のある学生もいて、事業化にむけてのアドバイスもしています。 また、「ウィークリーイベント」と題して、弁護士や社労士、公認会計士といった学外の専門家を招いてのセミナーも開講しています。当初は企業向けに開いていましたが、実務的なことを専門家の方々から学びたい方や、起業を目指す学生が熱心に参加する姿も多く見られるようになりました。誰でも参加が可能ですので、ぜひ足を運んでみて下さい。 施設の場所がBKCということや、理系の入居企業が多いことから、今は理工・経済、経営学部からのインターン生が多いのですが、これからは学部を問わず、多くの学生のみなさんが興味を持ち、インキュベータに来てくれることを願っています。新たな発想を提案するためには、物事に対し、常に問題意識を持つことが大切です。問題意識を持って行動すれば、楽しくできる事も多いと思いますし、それが新しい発見へとつながるんです。インキュベータ施設の説明など、その都度、対応しているので、何かやってみたい人、挑戦したい人は、ぜひインキュベータに来てみて下さいね!』
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● インキュベータ情報 ・立命館大学BKCインキュベータ ホームページ また、2008年12月12日(金)には「立命館イノベーションフェア2008」が開催されます! 今年で3回目のこのフェアは「未来を考える」をテーマに、「ものづくり」が社会にどのように生かされているのかを感じてほしいという想いから開催されています。
イノベーションフェアの参加には事前の申込が必要です。
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