記述編目次→「10おわりに−全学の自己評価活動について−」
 

 

 2001年度は各分野における自己評価活動を中心に課題を設定した。主な項目は以下のとおりである。

(1) 第三者評価に関する調査・研究
(2) 自己点検・評価活動の充実に向けた活動(報告書作成や自己評価活動の分析にあたって、その評価項目・方法についての改善、研究など)
(3) 学生による授業評価のいっそうの推進<教育分野>
(4) 研究者学術情報データベースの集約率の向上<研究分野>
(5) 人事政策と人材育成政策<管理運営分野>

 本学においては1992年度に全学自己評価委員会を設置し、全国に先駆けた自己評価活動を推進してきたが、その後の進捗は遅々とした状況にあった。その間に国立大学は外部評価を実施してきている。こうした動きはアカウンタビリティ(説明責任)の観点から第三者評価の推進へと展開しており、このような状況をふまえて、本学においても、全学自己評価委員会のもとに「第三者評価検討プロジェクト」(2002年2月〜5月)を設置し、@第三者評価について2003年度実施を目標とすること、A本学の到達点をふまえ、大学基準協会、学位授与機構ほかの評価項目を参考に水準評価が行なえるような改善を図ること、等の方向性が示され、新たな一歩を踏み出した。

 

以上のように、第三者評価の2003年度実施にむけた取り組みを具体化することが最大の課題である。この取り組みは、どの分野についてどのようなテーマ・課題について実施するのか、評価項目をどのようにするのか、依頼する評価機関はどうするのか等、早急に検討・具体化を図る必要がある。
また、@自己評価ホームページ化にかかわっての、 (a)情報開示についての基準作り、 (b)ホームページに対する意見・問合せに対する改善方法の具体化 A1999年度全学協議会確認事項についての実施状況の検証等を課題とする。



 

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