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経済学部は、1998年度にBKC(びわこ・くさつキャンパス)に新展開・移転した。BKC新展開で目指した学生像は、(1)歴史・文化・社会など広い視野を持ち、「理論・歴史・政策」といった経済学の基礎的素養を身に付けた学際性・国際性豊かな学生、(2)論理的思考力が高く、問題発見・問題分析・問題解決能力に優れ、その成果を豊かに情報発信できる学生、(3)自らの進路を主体的に切り開く意欲と能力を持った学生、等である。 |
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1998年度以降も、BKC新展開にともない創造したカリキュラムの運用改善や授業運営の工夫などを通じて、新展開で掲げた基本目標や学生像の実現をはかってきた。2001年度においては、
(1)コア科目(選択必修の4科目)にティーチング・アシスタントを重点配置するなど授業運営の工夫を促進するとともに、(2)新入生全員を対象に「情報処理演習」と「分析ツール(グレード別クラス)」を複数クラス開講した。また、(3)学外資金を獲得するなどして、海外調査実習を計3回実施するとともに、(4)民間研究機関の研究者や第一線のビジネスマンを招聘した協定科目も多数開講した。(5)経営学部や理工学部と連携し、「簿記」や「基本的な情報技術」を修得することができる科目も開講した。
小集団教育に関しては、基礎演習(1回生)、ゼミ(2・3回生)、卒業研究(4回生後期)を配置し、4年間にわたる小集団教育を可能とする条件を整備している。学生が3回生終了時にまとめる「ゼミ・レポート」は、自身の進路・就職など考えていく際にも非常に有益である。
学会活動など、学生の自主的な学習活動も盛んであり、秋には730名もの学生が参加してゼミナール大会が開催された。 |
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2001年3月に、現行カリキュラムで学んだ初めての卒業生を送り出した。他方、BKC新展開以降の改善の経過を振り返りながら分析し、2002年度新入生から適用する新カリキュラムを策定した。新カリキュラムでは、経済学部生として基礎的な専門力量をより重点的・体系的に学ぶことができる仕組みを整備するとともに、現代社会の動きに対応して、いくつかの専門科目をリフレッシュした。 |
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2002年度は新カリキュラムの実施初年度であり、その円滑な運用をはかる。また、社会から学生に求められている力量、即ち、問題発見・解決能力、確かな専門基礎学力の形成などをさらに強化することを目指し、講義科目と演習科目(小集団科目)の役割分担や単位のあり方など「教学システム」の将来展望を含めた検討を開始する。これと平行して、学生の学力(到達度)検証のあり方とその可能性について検討を継続する。進路・就職政策の一環として、アドバンスト・プログラムのさらなる発展方向を検討するとともに、ITの学部教学への活用についても、試行的取り組みを含めて具体化を促進する。 |
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